手首の痛み、三角線維軟骨損傷(TFCC損傷)かもしれません。改善方法とトレーニング方法。

手首の小指側の痛みがなかなか引かない、抑えると痛い、小指側の手首を曲げると

痛い、そんなことありませんか。

競技や日常生活で手首を痛めることは少なくありません。

しかし、この痛みは数週間続いたり、する場合はTFCC損傷かもしれません。

 

TFCC損傷とは手首にある三角線維軟骨損傷のことをいいます。

写真①

手首の小指側に痛みが発症します。

この小指側に痛みがTFCC損傷と言われます。

写真①のようにドアののぶを握り回旋する際にも痛みが出ることがあります。

このTFCC損傷は手関節の小指側にある軟骨が尺屈と言われる動作を

繰り返し行うことで発症します。※尺屈しやすい方は親指側での動作が普段少ない為が原因です

 

診断方法としましては

↓②

③ 尺屈の動作テスト

 

写真②から③のように小指側に倒してみます。

また、手首を付いておきあがるような動作で痛みが出ても

TFCC損傷の疑いがあります。

 

基本的には放置してもなかなか治らないのが現状です。

その大きな原因として手首の関節は普段の生活や競技でほとんど

曲げる動作が多くあるために、動かし続けています。

ですので絶えず手首に加重することになる為に長期化することも

珍しくはありません。

 

根本的に治すには手首の強化と使い方です。

まずは手首は先ほどの小指側に曲げる動作が得意ではありません。

手を地面などに着く際に

親指側を曲げる意識が必要になります。

③尺屈での動作

④撓屈での動作

写真③ではなく④のように親指側が曲がる動作で地面に手をつくようにまずは

練習をしましょう。

 

そして強化方法ですが、

⑤ BOSSでのトレーニング風景

写真⑤のように不安定な状態で手首を支えるトレーニングが有効です。

この際も親指側を曲げる意識が重要です。

 

また自宅では拳立てといって拳で地面を支えるトレーニングをします。

これは両手で行いましょう。手首に不安定な要素が高まることで

手首自体の関節を構成する筋肉や靭帯を強化することになります。

手首には様々なセンサーと言われる受容器が存在します。

この受容器は鋭くなることで手首の安定性に繋がります。

 

その為にも不安定な要素を高めるトレーニングがお薦めです。

TFCC損傷でお悩みの親御様、選手の方気軽にお問い合わせください。

専門の手技でも治療を行っております。

早期に競技に回復する専門の手技方法も行っております。

 

asuka-sports.com

asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp

トレーナー兼コーチ 野島

 

 

 

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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