奈良市のスポーツ障害専門の
あすか鍼灸整骨院、
パーソナルトレーニングスタジオの
asukaトレーニングクラブ、
ジュニア競技のパフォーマンス向上の
asukaジュニア体幹トレーニングクラブ、
ダイエット、ボディメイキング専用のトレーニングの
ボディメイキングスタジオasuka、crossfit asukaの
トレーナーの野島竜一です。
3月も中旬にはいり、もう少しで桜の季節が訪れようとしています。
来週には桜の開花予想もあります。
当クラブでも新人が入り少しづつ雰囲気がまた新たな風が入り
今年度に向けて始動していっております。
今週はプレKIDS体験があります。
今日の投稿は
高校生でのサッカーでのグロインペイン症候群を改善する方法には体幹の動かし方が重要!!
高校生のグロインペイン症候群は当クラブにも年間多くの方からご相談があります。
しかし、グロインペイン症候群を治すには一過性ですぐに治る訳ではありません。
グロインペイン症候群は男性の競技選手に多く発生すると言われています。
競技ではサッカーに多く、バレーボールやバスケットボールなどでの競技でも発症することが
あります。
原因ははっきりと断定できないのが現状ですが、多くの病院で言われているのは
身体の柔軟性、身体の硬さ、が問題と言われています。
どれも正しいと思います。身体の硬さ、柔軟性の欠如がもたらす障害であると。
しかし、ではなぜ、この障害が男性に多く、競技も特定のスポーツに多いのか。
これはそれほど知られていません。
サッカーの競技と他の競技で違うのは、蹴る動作が多いということです。
サッカーでは蹴る動作が多く、サッカーを中学生以上まで行う選手も男性が多いことが
この障害が男性に多く、又サッカー選手に多いことがあげられます。
ではどうすればグロインペイン症候群を改善できるのと、何故ならない選手がいるのか。
これは体幹部分の連動動作にあります。
上半身と下半身の連動をどこで意識しているかが重要です。
上半身と下半身は連動して動いています。
しかし、サッカーは小学生ではまずフットサルから初めるケースが少なくありません。
しかし、これでは身体を大きく使う習慣が少なく、足の運動だけで
行う子供が多い現状があります。この足だけで実際にボールを蹴ることを覚えると
その動作でも出来ない訳ではありませんが、基本的な運動からみると足でけでボールを
蹴るというのは身体の連動する機能を逸脱する動きになります。
これでは身体の関節を機能的に使うことが出来ずに股関節の前方のみにストレスがかかり
特に恥骨周辺に大きなストレスがかかります。それはボールを足だけで蹴る際には
太腿の内側になる内転筋群をストレッチして蹴る子供さんが少なくありません。
この内転筋群はほとんどが恥骨周辺に付着しているのです。
この筋のみを使用して蹴る動作を行う為に恥骨部分周辺の痛みを伴うことが多いのが
グロインペイン症候群の特徴です。恥骨以外にも痛みがありますが、多くの選手はこの
恥骨周辺にあります。
しかし、これを一過性のマッサージやストレッチで伸ばしてもその日は楽になりますが、
2~3日すると痛みは以前と同じように訪れます。又、一時的にしのぐことはあまり
お薦め出来ません。もし、中学、高校と痛みが変わっていない、ある一定の期間で痛みが
訪れている場合は治ることはなく将来サッカーをやめても身体の使い方の問題で他の関節を
痛める危険性が伴っています。身体は長期間痛みを我慢しているとその代償は必ず違う形で
訪れます。これは他のスポーツ障害でも同じことが言えます。
まず改善するには動き自体を一から見直すことをお薦めします。
身体の動きとは体幹部分の筋から指令を出し動いています。そのことを理解して頂き、
身体の筋は単体で動いてはいなくチェーンのような役割で動いています。
例えば蹴る動作は胸椎の伸展、回旋、股関節の伸展、回旋で行います。
①
写真①をみてください。
ボールを右足で蹴る際に右の腕は後方に大きく伸ばされています。
そして左腕は右の方向に回旋しています。右足と左腕が近づくイメージを
持つことが出来ます。本来蹴る動作はこのような上半身と下半身の連動して動きのもとに
生み出される動作です。これがアップのキック練習から行うことが出来ないと股関節の機能不全を
引き起こし、グロインペイン症候群は改善することは難しいと思われます。
まず、この動作を行える関節の連動を習得することが肝心になってきます。
キック動作の連動を行うにはコア(体幹)の活性化を行うトレーニングが。
身体の連動を正しく行うには、以前からお話していますが、呼吸筋を上手く使う必要が
あります。この呼吸筋を活性するには骨盤をニュートラポジションにすることが
意識することが重要です。
この骨盤がニュートラルポジションから過度な前傾、後傾になることでお腹の力を
発揮することは難しく、されが原因で身体の連動を行うことも出来なくなり、足だけで蹴る動作になり
がちです。
②
写真②は幼児期の座位での姿勢です。骨盤がニュートラルポジションにある為に
綺麗に立ちその上に腰椎があります。
しかし、この動作を高校生くらいの選手がやると骨盤が後傾して背中が丸くなってしまい、
このような姿勢をとることが出来ません。これは、お腹のコアと言われる部分の活性が出来ていないと
この動作を行うことは出来ません。
コアを使うことは姿勢を維持する上でもっとも重要です、サッカーを行う前に普段の姿勢をアウターマッスルに
依存せずにコアを正しく使うことがグロインペイン症候群の症状を改善することに繋がります。
グロインペイン症候群でお悩みの親御様、選手の方、気軽にお問い合わせください。
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asukaトレーニングクラブ
トレーナー野島