ジュニア期のサッカーでの膝の痛みは、動作を改善することで治ります。

奈良市のスポーツ障害専門のあすか鍼灸整骨院、

asukaトレーニングクラブのトレーナー兼治療家の野島竜一です。

 


 

新年明けましておめでとうございます。

2019年、あすか鍼灸整骨院、

asukaトレーニングクラブ始まりました。

今年はチャレンジをテーマにトレーニングやコンディショニング調整を行っていきたいと

思います。

今年もよろしくお願い致します。

 


 

お正月から高校サッカー、高校ラグビー、大学ラグビー、駅伝など

スポーツが行われて見ごたえのある試合が多くありました。

 

しかし、ここ最近の学校スポーツの傾向として練習時間を長時間行わない

学校も少しづつ増えてきているとのことが少し話題になっております。

 

効率のいいフィジカルトレーニングや実践形式の練習メニューを

多く行うことでチームを強化している学校が少なくありません。

これには大きな要因が2つあります。

 

一つは部員が多いクラブはレギュラー選手のみが試合に多く出場し、それ以外の選手は

試合経験が少ないこと、そしてトレーニングもただ走るだけの単調で非効率な内容が

多く選手の素質も伸ばせない傾向に。その点、自分の強化ポイントを

明確に理解してのトレーニングを行い、自分の弱点や強化ポイントを明確にすることで

素質が開花することは世界的にも珍しくありません。

こうした試みを行う学校やチームが少しづつ増加している傾向があるのは今後の学生スポーツの発展の為にも

有効な試みといえると思います。

 

近年の学校スポーツにおいては補欠の選手は試合に学生の間にほとんど出れない

、練習も大勢の一人として位置づけられておりその結果素質ある選手が埋もれていることが少なく

ありません。これでは競技を楽しく行うことは難しいのではないでしょうか。

素質はいつ開花するかはわかりません。これは大勢では埋もれることもあると思います。

今後、この流れは加速していくものと思われます。

あまり多くの部員数がいるのもチームの選手の素質を伸ばすには、それに見合ったトレーナー、コーチ、

試合数、練習場所などが必要になると思われます。

 


 

ジュニア期のサッカーでの膝周辺の長期間にわたり痛みのある場合は膝以外に問題が。

 

ジュニア期の小学生~中学生で膝の痛みが1ヵ月以上続いているケースは

膝に大きな問題があるのではなく、それ以外の部分に問題がある可能性が。

膝は動きとして、まっすぐの動きしか出来ません。膝を痛めているほとんどのケースは

膝には問題がないのです。膝の裏でも、表でも膝周辺が痛くなるのは、膝ではなく、

股関節か足関節の使い方に問題があるケースが多いのです。

膝の痛みを解消するには、股関節と足関節の可動範囲や動きを一度見直す必要が

あると感じます。足関節や股関節が正常に作動しない場合に膝へのストレスが多くなり

結果として膝の障害につながると思われます。

 


 

足関節の動きが悪いと体重が後方に。

 

サッカーでは競技の特性として急激に止まる、方向転換、急激なスピードアップ、キック動作時の

スピードのコントロールなどが要求されます。

この際に体重が後方に常にあると骨盤は後傾し膝は逆に前方に飛び出してバランスをとります。

この状態で競技を行うとほとんどの割合で膝の痛みが現れます。足関節が硬いと体重が前方に移動することが

出来ず、結果として体重は

これを膝の関節、筋肉の炎症で片づけでしまうと、痛みは長期化してなかなか思い通りの

プレーはできないかもしれません。だまし、だまし行ってもそれはいづれ大きな

けがにつながるリスクを伴うことに。

痛みは以前もブログで掲載しておりますが、警告です。この警告を無視することは

身体を自らケガの方向に傾ける行為となります。

膝の痛みで膝関節に問題ある場合では1週間もしないうちに完治しているはずです。

それ以上の痛みは膝に問題があるのではなく、二次的な障害として膝が痛みを発症していると

思われます。

 


 

股関節の柔軟性は競技では生命線に。

 

足関節と同様に重要な関節として股関節があります。

この関節が硬い、可動性が悪いとなると、競技ではいい結果が出ないと思われます。

股関節は足を動かす起点となる部分です。この部分の可動性が小さいということは

例えば、走る時に、地面を押す際には股関節の曲がる、伸びるといった関節の可動性が

必要です。この可動性がないと、股関節ではなく膝の曲がる、伸びることに動作手順に以降します。

これでは速く走ることは原則としては難しいといえます。

また、膝裏にある筋や腱を激しく使うことになる為、ハムストリングスなどのケガのもとになりかねません。

このように股関節は最大限の可動範囲を広げることが競技でケガを少なくし、パフォーマンス向上に

関節の構造上重要になります。

 

膝の痛みはこのような足関節、股関節に動きが正常にできない為に、代償動作と言われる運動を

行うことで膝周辺の外傷につながります。

関節の痛みはその関節の上下にあると欧米のトレーニングやリハビリでは定説となっております。

痛みがあるから膝のサポーターをつけても、湿布を張っても一過性にしかすぎません。

”木を見て森を見ず” という言葉通りかもしれません。

身体は一か所で動いているのではなく、連動して動いています。

動作を改善することで、膝の関節の痛みは解消します。

 


 

ジュニア期のお子様で膝の痛みがなかなかとれないなどのお悩みの親御様、

選手の方、気軽にお問い合わせください。

asuka-sports.com

asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp

0742-22-0120

asukaジュニアトレーニングクラブ

トレーナー野島

 

 

 

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。