奈良市のスポーツ障害専門のあすか鍼灸整骨院、
パーソナルトレーニングスタジオの
asukaトレーニングクラブの
トレーナー兼治療家の野島竜一です。
最近はトレーニングを親子で行う方も年々増加しています。
親子でも競技の話になると自分が行っていない競技だとなかなか
話を共有することが難しいですよね。
でもトレーニングなら親子で同じメニューを行ったり
トレーニングの内容や強度の話などで一致する部分があります。
トレーニングの内容がどのように競技に活きてくるか、
どんなトレーニングで速く動けるようになるのか。
競技を行わせる場合、親御様の理解や共有することが出来れば
子供さんの気持ちを少しでも理解出来そうな感じがします。
ですのでここ最近2、3年前から親子でトレーニングに来られる方が
増加しています、一緒に子供と共有する話題があるっていいことだと
思います。
今日の投稿は
足の腓骨骨折のリハビリと予防方法について
足の腓骨骨折は下腿骨の外側にある骨です。
この骨は疲労骨折や強い足首の捻挫に伴い骨折する部分です。
サッカー、陸上、バレーボールなどに多く回復して競技に復帰するまで
約7週間程度が必要になります。
特に疲労骨折では何度も繰り返す部分であまり頻度が高いと
競技自体を行うことが難しくなります。
腓骨骨折の原因は足首を強く捻挫して強い牽引力が腓骨にもかかり
折れたり、腓骨まで一緒に強くせん断する力がかかると骨折してしまいます。
その他は直接的な力が加わり、例えば転倒で強く打撲したり、交通事故などで
骨折することがあります。
基本的には強い外力が加わり骨折しやすい骨ともいえます。
骨折しやすい選手の特徴として、足の外側加重の選手で
O脚の選手に多いのが特徴です。体重が常に外側に向いている為です。
それが、ジャンプ後、走っていて急に止まる動作で体重が外側にかかった
まま転倒したり、足首を捻ることで骨折に繋がります。
これをまず予防するには、体重をのせる位置を母指球に移行するトレーニングが
必要です。
常に走りだす時も止まった時も母指球に体重をのせる意識が必要です。
また、止まる練習で骨盤を前傾位でとまり骨盤の筋を活性させる必要があります。
母指球の驚くべき力発揮能力!!
人は基本立っている時には、踵、母指球、小指球に体重が均等にかかります。
しかし、歩行や走行になると母指球よりも小指球に体重がかかりやすくなります。
通常は小指球側に体重が一度のり母指球側に移動していきます。
これが逆だと体重をコントロールすることは出来ません。内側にある内転筋群が非常に
強くその強い力で最後体重を支えていますが、外側にある筋はそれほど強くない為に
最後スピードをのった体重を支えることが出来ないためです。
例えばスクワット動作でも立ち上がる際には
股関節の内転筋や内旋する力を使わないと、骨盤が後傾して高重量の
ウェイトをあげることは出来ません。
①スクワット
上記①の写真でも膝が爪先より外側に向いているのがわかります。
これは、太ももの内側の筋をしっかり伸ばし、また太ももの裏のハムストリングスを
伸ばした状態で筋を一気に収縮させる為に行っています。
この時に母指球ではなく外側に体重が載っていると母指球は浮き膝は外側を向いて開くことが
不可能になります。
この母指球を強く意識することで内転筋や骨盤の内旋する筋を活性することが
出来る驚く力を発揮できる部分なのです。
パワーポジションを常に意識する所からリハビリを始めましょう。
腓骨骨折で外側に体重が傾かない、又は足首を捻挫しない為には、
しっかりと自分の体重を股関節で支える意識が必要になります。
股関節ではなく、膝だけで、足首だけで支えるとなると、
末端の関節にはそれほど強い力はありません。
②
上記2枚の写真のようにパワーポジションをきちんととるには
股関節の力を使うトレーニングが必要です。
パワーポジションが抜けると
④上記の写真のように、母指球が地面から浮いて外側に体重がかかっているのが
確認出来ます。
このような姿勢にならない為にもしっかりと股関節で地面を踏む感覚を掴むトレーニングが
競技復帰のリハビリとして必要になると考えます。
当クラブでもこのパワーポジションを徹底的に練習しております。
腓骨骨折は特に捻挫に伴うものが多い為、骨折と捻挫の両方の外傷を
引き起こす可能性があります。
予防とリハビリをきちんと行うことが長期的に競技を続けることに
繋がります。
是非、母指球、パワーポジションをトレーニングしましょう!!
腓骨骨折からの回復、リハビリトレーニングでお悩みの親御様、選手の方
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トレーナー野島