フィギュアスケートでのジャンプ、新体操でのジャンプ動作での着地で膝、足首を痛めない跳び方とは。

奈良市のあすか鍼灸整骨院、

ダイエットトレーニング専門のパーソナルトレーニングスタジオの

asukaトレーニングクラブの

トレーナー兼治療家の野島竜一です。

 

 


 

10月から野球専門のトレーニングの

グループレッスンを行います。

現在も様々な所で野球のトレーニング指導を

行っておりますが、甲子園出場の野球動作、トレーニングの専門トレーナーが

グループでのレッスンを行います。

詳細はHPでお知らせ致したいと思います。

よろしくお願いいたします。

 


 

今日の投稿は

フィギュアスケートや新体操でのジャンプ後の膝、足首の痛みを

予防する跳び方についてです。

 

ジャンプする時と、着地の際。

この時に膝の向きが内側方向に向いて飛び、着地の際にも

膝が内側を向いて着地している選手は意外と多いのです。

 

しかし、本来は着地で膝が内側に向いていると足の裏は母指球しか

地面に接触せず、小指球は浮いた状態になります。

これでは、膝、足首は捻るような動作のまま着地姿勢に入り、

怪我を誘因するような動きになります。

これを解消するには

①骨盤がきちんと前傾姿勢を維持できることが重要。

②背部の筋で、きちんと肩甲骨を安定させることが必要。

③膝が外側に開いて着地するニーアウトに習慣が必要。

 

この3点が必要になると思われます。

しかし、この上半身の筋特に、背部について

強化スポットをあてたいと思います。

 

膝の向きが悪いから膝を、足首の向きが悪い方足首を。

このような局所での対応治療や動作改善はそれほど、

意味を呈しないことが多いのです。なぜなら動作は上半身、下半身連動して

動いています。

骨盤だけ、膝だけ、足首だけをいくら正常に動かしても

競技や日常での動作は連動して身体が動いていますので、

まず、上半身の使い方から改善していき、上半身の姿勢を維持できることが

下半身にも大きな影響を与える思います。

 


 

背筋強化、肩甲骨の可動性、安定性を。

 

Girl doing rhythmic gymnastics

写真①ではまず胸椎部分が綺麗に後方に伸展(反る)しています。

この動作があるから、綺麗に股関節が伸展することが出来ています。

しかし、この動作を胸椎の伸展が無く後方に身体を反ると腰だけが

そり、股関節はここまで綺麗に伸展することは出来ません。

それは腰では伸展する動作に制限があるため、腰の痛みや違和感で

股関節を大きく伸展できなくなります。

 

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写真②は上記に記載したことが物語っている写真です。

胸椎の伸展ではなく、腰で伸展しようとしている為、股関節が

前方に大きく突き出し、綺麗な形で伸展することが出来ません。

 

これは背部の筋の脆弱性と柔軟性がもたらす結果と言えます。

 

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写真③はジャンプ後の着地の時です。

少しわかりづらいですが、膝が前方には移動せず、

爪先部分で止まっています。

上半身の映像がないのですが、この際に身体は背部の筋で身体を

前方に倒れないように維持しています。

この背部の筋が弱く柔軟性にかけるとジャンプ後に着地した時に

膝が内側ないし前方に移動して前方に転倒する結果となります。

 

ジャンプ後に前方や側方に転倒してしまうケースは全てとは言いませんが、

地面できちんと身体を止める力が弱い為に起きることが多いのが現状と言えます。

また、この静止する時に大きく活動する筋は背部にある背筋群です。

この背筋群は肩甲骨を安定した状態で維持してくれる為、

肩甲骨を上方に移動する動作を防ぎ、猫背になる習慣を

防止します。猫背姿勢になると骨盤は後傾し、膝は前方に出やすい状態に

なり、膝が内側に向くような動きになるのです。

これが、先ほど述べました膝が内側に向いて着地することになると言えます。

 

膝の向きは背中、肩甲骨の位置で大きく変化することになります。

これは上半身で身体を前に倒れるのを防ぐことを維持している為で、

これが維持できないことで下半身にもこの影響は必ずあらわれると。

 


 

背部を意識して、前鋸筋を強化しましょう。

 

背部で重要な筋はたくさんあります。

しかし、ここで今日取り上げてみたいのは

前鋸筋と言われる筋です。

この筋が弱くなると肩甲骨を安定させることが出来ず

上方に移動し、猫背をつくる原因にもなりえます。

また、腕を後方に引くような動作の際にも肩甲骨が安定しない為に

上手く引くことが出来ません。

これはジャンプ後に着地の際にも膝、足首が正常な位置で止まれるかどうか

非常に関与するものだと思われます。

Step by step instructions: Attach one end of the band to a steady object like a railing or a pole and the other end to your ankle while lying down. (A) Pull your leg away to stretch the elastic and bring ut back without bending your body or leg. (B)

写真④では四つん這いから足を後方に伸ばすトレーニングをしています。

この中で両手に地面を押さえたこの姿勢こそ、前鋸筋を活動的に使っている

メニューとなります。この写真では上部と下部の肩甲骨部分を見てください。

背中が落ちずに綺麗な背中が維持できています。

しかし、これは前鋸筋が緩み、弱い選手だと背中が落ちてしまいます。

これが競技中では肩甲骨を安定しない要因に繋がるのです。

この体勢をとりながらエクササイズを行うことで前鋸筋を

強化でき、ジャンプ後の骨盤、膝を安定した状態に導くことが出来ます。

 


 

身体は連動して動いています、

骨盤、膝、足首がゆがむ原因には上半身の姿勢不良は

大きく関与します。

これを改善するには、背部や上半身の姿勢を維持できる筋力や

柔軟性が必要になります。

フィギュアスケートや新体操のように頻繁にジャンプを

する競技では下半身がクローズアップされますが、

上半身の姿勢が不安定なことで下半身にも影響を与えていることは

あまり知られていません。

上半身を強化することがジャンプやステップ動作で

膝、足首を予防することに繋がると思われます。

 


 

フィギュアスケートや新体操で膝、足首を痛みやすい

痛めて競技がなかなか思い通りに出来ないとお思いの

親御様、選手の方気軽にお問い合わせください。

 

asuka-sports.com

asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp

0742-22-0120

asukaジュニアトレーニングクラブ

トレーナー野島

 

 

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。