スポーツ障害を専門の整骨院院長の野島竜一です。
今日は寝違えのお話し。
寝違え、皆さん一度は経験する症状。
名前の通り、寝ていて起きたら「あら、首が回らない!動かない!!」
こういうとき、どうすればいいのでしょうか?という質問も良く頂きます。
「安静にする」・「湿布を貼る」どれも正解です。
しかし、出来るだけ早くなんとかしたいって方にとっては
これらの方法は少し違うかもしれません。
寝違えはほとんどが不良な姿勢が一定以上続くことで、
その体勢を筋肉が記憶してしまい、動かなくなった状態。
または、もともと頸部や肩まわりの筋肉に緊張感があり柔軟性がない状態で
急に動かされることで起きると考えられます。
寝違えたらどうすればいい?
では、寝違えた場合どうすればいいのか?
正常な姿勢を維持することが重要です。
しっかり胸をはり、首があまり前に突っ込み過ぎないようにします。
しかし、寝違えてしまった状態では姿勢を維持する事も難しいのが、実際です。
僕は、寝違えの場合はほとんどが筋肉ではなく筋膜に問題があると考えます。
多くの人は首や肩をストレッチ的に伸ばして解消しようとしますが、
それで改善できないのは、筋膜の癒着が原因にあるからです。
ですから、寝違え改善には”筋膜の癒着をはがすこと”=”筋膜リリース”が近道!
筋膜リリースについて
最近、TVでもとりあげられている筋膜リリース。
筋肉は皮みたいな膜で包まれています。
イメージはソーセージ。
全身をウェットスーツのように筋膜が覆っています。
この部分が筋肉と癒着しているのでその癒着をはがすには
ストレッチでは難しいのです。
専用の器具でこの筋膜をリリースすると、寝違えであれば数分でほとんど解消です。
これが専門の道具。本当によく効きます。
自分で行う筋膜リリース用のツールもあります。
これは電動で動く筋膜リリースのツールです!
寝違えた状態でのきついマッサージや激しい運動は逆効果です。
まず、筋膜をリリースした後に
ストレッチをする事をお勧めします。
筋膜はカラダ全体に張り巡らされています。
だから、肩まわりや背中に癒着があると筋肉は
正しいポジションを維持出来なくなります。
だから不良姿勢が続くと寝違えになるのです。
筋膜を普段から癒着しないように筋膜リリースもストレッチ以上に重要だと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。