奈良市のあすか鍼灸整骨院、
asukaトレーニングクラブの
トレーナー兼治療家の野島竜一です。
昨日、日本サッカー界に激震。
W杯で南米の強豪コロンビアから
2-1で勝利です、
特に、全員が走っていました。
足を止めないでいかにしっかりとした
守備をするか。W杯では、このような
守備を徹底する意識が重要ですね。
おめでとう。次戦もがんばれ!!
今日の投稿は
サッカーW杯特集。
キック力向上するには身体の連動性が重要!!
①
写真①はゴールキーパーのキックシーンです。
このキックでは右足でボールを蹴る際に、左の腕、肩が後方に
回旋しているのがわかります。この回旋こそ、
キック動作の連動性そのものです。
キックをする時には上半身の回旋(胸椎部分)が必ず
行われます。この動作を行わずにボールを蹴ると
足蹴りといってほとんどボールは威力もないキックに
なってしまいます。
写真①ではゴールキーパーが遠方にボールを蹴ろうとした際には
身体の連動性を無意識に使っているのです。
そうでないと遠い選手にボールを送ることは出来ません。
しかし、ジュニア期の選手にはこの連動性を使わずに
ボールを蹴る子供さんが少なくありません。
これは、サッカーというより、フットサルで小さいコートで
練習する機会が多いため、ボールを蹴るというより、足に当てる動作に
なりがちです。
これでは強いキック力には結びつきません。また、フットサルでも
身体のバランスを崩したシュートやパスになると思われます。
これを回避するには、上半身の使い方が非常に重要になります。
この上半身をうまく回旋することで下半身のキック力に大きな
影響を与えます。それが写真①でのシーンとなります。
上半身をうまく使うには、腕、肩をしっかりと普段から動かすことが
②
写真②では、ブルーの選手(向かって左側)は腕、肩をしっかりと振って走っています。
この腕をしっかりと振ることが、走りながらボールをコントロールする際にも
重要となります。腕、肩を後方に振ることで身体は対角線上に伸びます。
この伸びは次の動作の際には収縮します。この原理を使って人間は
様々な動作を行っています。
③
写真③ではボール蹴り終わったときのシーンです。
この時にはボールをしっかりと蹴った後に腕が蹴った足とは反対方向に
移動しています。
これが上半身を使って蹴っている証拠です。
この上半身動作をうまく使うには、走るとき、パスの時でも
常に腕、肩を動かして自分のボディバランスを掴むことが
必要です。ボディバランスを維持できることはキックの際に身体が
ぶれてしまうことを抑え、またキックの時に身体がしっかりと伸びた
状態から動作に移れるため、強いキックを蹴ることが可能となります。
キック力だから足の力ではありません。
上半身と下半身の連動があってこそ、
キック動作をスムーズにまた、強いキックを生み出すことに
なります。筋肉はしっかりと伸ばすことがまず重要です。
どのようなキックでも小手先で蹴る動作はその後のご自身の
プレーの幅を狭め、競技力向上には繋がりません。
しっかりと上半身の連動を行うことをお薦めします。
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トレーナー野島