スポーツ障害を考える、野球での怪我予防に肩甲骨と股関節の柔軟性の必要用性。

奈良市のあすか鍼灸整骨院、

asukaトレーニングクラブの

トレーナー兼治療家の野島竜一です。

 


 

今週で4月も終盤に。

来週からはゴールデンウイークに入りますね。

当クラブでは午前中は基本営業しております。

5月1,2日は通常営業しております。

このゴールデンウイークで選手のパフォーマンスを

実際に見に行ってきます。

実際に見に行きフィードバックしてトレーニングして

いきたいと思っております。

 


 

今日の投稿は

野球での肩甲骨と股関節の柔軟性の欠如がもたらす

怪我についてです。

 

野球選手特に中学生から高校生にかけて

野球肘、腰椎分離症、野球肩、股関節の痛み、膝の痛みなど

野球での怪我は少なくありません。

この怪我の原因を大きく分けると

肩甲骨と股関節の2つの関節に大きな問題が

見られます。

 

肩関節の柔軟性は投球以外の動きに注意が必要です。

 

野球では肩の関節の柔軟性の必要性が

叫ばれています。しかし、この野球での投球やバッティングで

使う肩の柔軟性とは肩甲骨がいかに正常に可動しているかです。

肩甲骨は肋骨の上に浮いている関節です。

この肩甲骨は様々な方向に動きます、

しかし、投球しかしない選手では動く範囲に限りがあります。

ですので走る時には腕を後ろに引けないことや、

腕立て伏せを出来ない子供さんも少なくありません。

これは競技の中で本来はもっと動く範囲を投球しか

行わないことで自分自身で肩甲骨の動きを制限しています。

この制限を解除することが野球での怪我を予防することになります。

 


 

肩甲骨を寄せて広げる練習で肩、肘の負担を軽減しましょう

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①②

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③④

写真①肩甲骨を外側に広げています。

②は逆に内方向に寄せています。

③は肩甲骨を寄せています。

④も肩甲骨を寄せています。

 

このような肩甲骨を寄せたり広げたりする練習を日々行うことが重要です。

肩甲骨を出来るだけ広範囲に動かすことで

肩甲骨に付着している筋やまたがっている筋も活動します。

これが肩の関節をいかに柔軟にするかに繋がるのです。

肩甲骨をどれだけ動かせるかが、肘や肩の衝撃を

最低限に抑えるには不可欠になります。

 

肩や肘を傷める原因がこの肩甲骨の可動範囲が狭くなることで

そこに付着している筋肉やまたがっている筋の活動を

低下させます。筋肉はゴムのようあ性質です。

伸ばすことで戻ります、しかし、伸ばさないと固まって

しまいます。これが筋肉が硬く柔軟性を失うことに

なります。

投球時に腕が振れない、

腕を引いても引けないなど、投球では関節を複数使い動かしてします。

当然筋肉自体が動きが悪いことで関節の動きは制限されます。

又、この状態で高校生くらいになりウェイトトレーニングを

行うと更に筋の収縮が悪化する原因に。関節の柔軟性が無いのに

筋肥大を行うと関節の動きが制限されたまま筋肉は大きくなります。

これでは関節の正常な可動範囲が無いため野球では投球や捕球の際に

動きが硬く、躍動感あるプレーは難しくなります。

躍動感あふれるプレーは関節の可動性を使うことで可能になります。

ウェイトトレーニングも関節の可動性があっての物です。

可動性が無い選手が行うと更に肘、肩への負担は大きくなります。

 


股関節の柔軟性がないと捕球動作に影響が

 

股関節の柔軟性は走る、捕球動作に大きな影響を

与えます。股関節は基本、地面を捉える時に非常に重要です。

特に捕球時には股関節を曲げて身体を倒して捕球姿勢に入ります。

このときに股関節が硬いと骨盤が後傾して背中は丸くなります。

この状態で投げたとしても身体が丸くなり上半身を上手く使うことは

出来ません。

これが股関節が硬い状態で常に行うことで腰痛や膝を傷める原因に

なりかねません。

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写真⑤では股関節から身体を曲げるストレッチを

行っています。

このように股関節か曲げる練習を行い、

股関節周辺の筋、内転筋、ハムストリングス、殿筋、

四頭筋の柔軟性を保つことで股関節の動きは各段にあがります。

逆に筋の柔軟性がないと捕球動作を行ったり、

ベースランを行う時の咄嗟の状況で動きだしたり、止まる際に

柔軟性が関節にあると可動範囲が広い分怪我に発症しにくくなります。

これは骨盤周辺を上手く使っている為、走る、止まる動作をスムーズに

行う筋力の発揮が出来やすい環境になり得るからだと思います。

 


 

野球では守備、ラン、バッティングなど様々な要素の動きが

あります。これを可能にするには身体を効率よく使うことが

求められます。

しかし、それには関節の可動性、筋の柔軟が必要になります。

是非、肩甲骨、股関節を柔軟に又可動性をあげる

トレーニングを私はお薦めします。

asuka-sports.com

asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp

0742-22-0120

asukaジュニアトレーニングクラブ

トレーナー野島

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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