奈良市のあすか鍼灸整骨院、
asukaトレーニングのトレーナー兼治療家の野島竜一です。
冬季オリンピックが来年開幕します。
今回はスピードスケートに注目しています。
特に、女子代表を。
今回のオリンピックに向けてフィジカル面での
トレーニングに非常に力を入れておられている
とのことです。
これは今後、陸上競技のマラソンや短距離界にも
大きな影響をもつような気がします。
オリンピックを様々な観点でみることも
面白いですね。
今日の投稿テーマは
野球での投球障害についてです。
肘の痛み、肩の痛みは広背筋の硬さにも原因が。
投球障害に多いのが肩や肘の痛みです。
この原因の主な原因は投球フォームが主です。
特に小学生~中学生では手投げといわれる
投げ方に原因があります。
しかし、高校生~大学生になると、現在では
フィジカルトレーニングで筋力強化を
はかる選手は少なくありません。
しかし、このトレーニングの行い方で
投球障害につながる可能性があります。
背筋のトレーニングでの広背筋が肩の可動域制限に。
背筋を強化する際に、広背筋を強化するトレーニングが
あります。しかし、この広背筋はとても広範囲な
筋であります。
上腕骨~骨盤にまである大きな筋です。
ですので肩関節や腰椎、股関節にまで影響を
及ぼす筋でもあります。
特に肩甲骨周辺を走るこの筋は、肩関節を引くような動作に
おもに使われる筋であります。
ですのでこの広背筋が硬いことで上腕を前方に
動かすような動作に制限がかかります。
これが肩や肘への負担につながるのです。
広背筋を強化することが間違っているのでは
ありません。引く力を強くすることは
投球でもいきますし、広背筋を強化することは
身体を維持する特に体幹を強くするためにも
必要だと思います。
しかし、関節の可動域を狭くするトレーニングでは
逆に上腕を内旋するときなどにブレーキがかかります。
可動範囲を狭くしない、トレーニングが必要です。
広背筋を強化するには、まず軽負荷のトレーニングから
始めましょう。
そして、可動範囲を高めるトレーニングをおこないましょう
懸垂でも完全に肩関節の可動範囲に制限を
かかならいようにおこなうことが重要です。
また、前鋸筋といわれる筋をしっかり意識する
ことで肩甲骨は安定します。
また腕を前に出す投球動作でも肩をしっかりと安定
させてくれます。
広背筋を強化することは間違いでは
ないと思います。しかし、広背筋を硬くする
だけのトレーニングでは逆に肩、肘に大きな
負担がかかり結果投球障害につながると
思います。
フィジカルトレーニングは投手にも必要です。
しかし、おこなう方法を間違わないように
して、可動範囲を狭くするようなトレーニングは
怪我を誘発する恐れがあるので気をつけて
おこなうことをお薦めします。
投球障害や投手専門のフィジカルトレーニングに
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