
奈良市 ジュニアアスリート専門ジムのasukaトレーニングクラブ。
ジュニア期の競技を向上するには、正しい身体の使い方がとても大切になります。
この部分をおろかにすると、怪我や競技でのパフォーマンスアップにはなかなかつながらないと思います。
競技を行う上でとても大切なことが怪我をしないこと、そして効率のいい身体の使い方を習得すること。
この2つが一番のポイントになります。
競技でなかなか成長しない、競技が楽しくない、これは身体の使い方が違っているとコーチから要求される
内容がなかなかできないということにつながります。それが競技でのモチベーションを下げることになります。
では身体の使い方で競技力が大きく変化するの?と思われますが。
これは大きく変化します。
身体は使いたい関節が場面、場面で違います。
例えば、野球などでよく聞くのが腰で打て。
腰で投げろ。
このような言葉を聞いたことがあります。
しかし実際には腰では投げれません、腰では打てません。言葉の言いたいことは
わかるのですが、動作で説明するときに実際には腰はほとんど動けないため
無理に腰を捻る動作などをしても、全然野球は上達しません。
これはたぶん説明の動作は間違ってないと思うのですが、本来使う関節は違います。
こういうことはどの競技にでも沢山あります。
本来は腰ではなく股関節と胸椎を回旋させます。このようなどの関節をどのようにして
使うかを知っているか知らないかでは、競技でのレベルが全然変わってきますし、
怪我の予防を大きく減少することになります。
今日はテニスでの競技力向上についてです。
テニスでは、競技力を向上させる大きなポイントとして
ブレーキの問題があります。
ラリーなどでボールを打つときには、自分の打ちやすいポイント一度静止することが
とても大切になります。特にテニスの経験の浅い子供さんや一般の方ではこの止まるという
動作がなかなかできないことで、自分の思うショットが打てない。
ではどのようにすれば自分のいいタイミングでショットを打つことが出来るのか。
これは止まる、ブレーキングの練習を行う必要があります。
①ブレーキをしっかりかけるイメージ
ブレーキをかけるには、まず前脚のイメージがとても大切です。
前脚で地面を押して支えて、そのブレーキでかかった力を今度は上半身に伝えていきます。
この動作がうまくいくことでより腕の力ではなく、ブレーキでの力+胸椎の回旋の動作ができるようになります。
これが毎回出来ないと自分のタイミングで打つことが出来ません。
②ブレーキをかける練習
ブレ―キをかけるときには、ルールがあります。
膝の角度が90度以下になることで、理想は70度~60度程度になります。
写真②のような膝の角度になります。
この足の角度が90度までで止まれる練習を繰り返しましょう。
最初は歩行から始めて、段々スピードをあげて練習をしていきます。
この速度をあげる時に、どれだけ自分の姿勢を維持できるかが
ポイントになります。止まった瞬間に前に身体が大きく倒れる、又は
後方の脚が浮いてします。などは実際には股関節をつかって止まっているとは言えない為
反復練習をして膝の位置が90度以内で出来るようにしましょう。
このブレーキをかけることがどのような状況でも出来ることで、より次の動作の動きに大きく影響します。
それがテニスでの切り返し動作、方向転換の速さになるのです。
是非、ブレーキをしっかりかけれるトレーニングをお薦めします。
コーチ兼トレーナー野島