奈良市 ジュニアアスリート専門トレーニングジムのasukaトレーニングクラブ。
ジュニアアスリートを当クラブでは専門で行っております。
その中で特に多い競技がサッカー、とフィギュアスケートになります。
フィギュアスケートは私が10年くらい前から取り組んでトレーニングを行ない
初級~7級までの日本だけでなく海外の選手もトレーニングをおこなっております。
特にフィギュアスケートではジャンプがなかなかうまくならないや以前は跳べたのが跳べないなどの
ご意見が少なくありません。
このフィギュアスケートでのジャンプは非常に繊細で難しい部分があります。それは
まず片足で着氷する、そしてジャンプの種類が多いということですね。
このジャンプを攻略するには、普通に跳んで攻略出来ないことが少なくないのです。
特に6級の壁と言われる所です。中学生や高校生では6級をとらないと全中やインターハイには出場できません。
その為どうしても小学生の6年生までか遅くても中学生の1年生くらいで取得することを望まれます。
その6級の大きな壁となるのがジャンプでのダブルアクセルです。
このダブルアクセルを習得するのが難しいのです。
ダブルアクセルはシングルアクセルと違い、ただジャンプをすれば跳べるという次元のジャンプではなく
かなり精度の高い動作スキルとジャンプの理解が必要になります。
まず重要になるのは、
①上半身の使い方、特に腕の振り
②地面を押すときに プリエの原理で跳ぶ
⓷前ではなく上でに跳ぶ意識
④右軸回転を意識する
この4つが重要になります。
この4つをトレーニングすることでほぼ全員が6級を合格することになります。
現に当クラブでの練習している5級の選手が全員6級を合格しております。
ただし、この6級合格をするには
ジャンプを陸上でも練習することが大切です。陸では正しい動作スキルを覚えます。
特に上半身の使い方があまり使えない選手が多く、そこで6級合格にならない選手が少なくありません。
アクセルジャンプでは前方向にジャンプを行う為に、どうしても恐怖心があります。
しかし、それは前にジャンプをする意識がありすぎます。
ジャンプを前に跳ぶにはどうしても、身体がつっこみすぎてしまい、結果
空中での姿勢が綺麗にとれず回転不足や着氷で失敗することが少なくありません。
まずは
①1回転、1回転半を上方に跳んで片足で降りれるようにしましょう。
自分が踏み切った所から出来るだけ前に行かないことが大切です。
おおよそ踏み切ったところから1m以内で着地をしましょう。
その為には上半身、特に胸椎、肩関節、腕で上方に引き上げる意識が必要になります。
①②プリエでのジャンプイメージトレーニング
ジャンプを行うときにバレェで行うプリエがとても効果的です。
股関節を使い膝を曲げてそのままつま先立ちになります。この動作がジャンプのときに
大きく活きてくるのです。
特にアクセルだけではありませんがジャンプをするときに股関節をとじるイメージが
実際のアクセルでも同じことが動作の中にあります。
⓷④ジャンプの動作スキル練習
ジャンプの際には肘の位置が出来るだけ上方に向く意識が必要に。
そして跳ぶ時には自分の膝が進行方向に向いていることが大切ですね。
このように手順を踏んで行うことで、ダブルアクセルがそれほど難しいジャンプではなくなります。
しかし、ここで紹介しているトレーニングはほんの一部です。
正しい前半でお伝えした①~④を段階的に練習することで小学生でも6級を合格できるレベルになります。
6級を早く合格するためにもダブルアクセルを4級くらいから陸で練習しましょう!!
トレーナー兼コーチ野島