奈良市パーソナルトレーニングジムのasukaトレーニングクラブ。
今日は一般の方から、ジュニア世代までスピードを向上させるトレーニングについて。
速く動くにはただ走るだけでは、なかなか速くはなりません。当然、走るメニューは必要ですが、
それまでの基礎ドリルが出来ていないとなかなか速くなるのに、とても時間を要することになります。
スピードはある一定の年齢からは維持することが現状で速くするには、条件が出てきます。
100mのような長い距離でのスピードは30歳くらいまでが限界です。もともと何もしていない方は例外ですが
基本は100のような距離を40代、50代で速くするのは難しいのです。これは速く走るための
脚の回転動作などは筋持久力も必要でまた腱反射が年齢を重ねると反射が遅くなる為です。
しかし、0~5mのような短い距離は大人の方でも速く動くことは可能なのです。
これは5mのような短い距離を走るには、体重をシフトして脚の回転を数回で済むため、
動作の動きを覚えることで速くなります。
実際に40代の方でも速く動いている方は少なくありません。
ここでテニスやバトミントンでは動いても5m程度です。この5mをいかに速く動くかは
身体の使い方で大きく変化します。
特に小学生~中学生では、反射と動きが重要になります。
高校生~大学生では反射と動き+筋トレが必要になります。
最後に30代以上の大人の方は反射と動き+筋トレが必要ですが
特に重きは動作スキルの習得になります。
今日は大人の方のメニューを中心とした内容になります。
速く動くにはいくつかのルールがあります。
①地面反力
②コアの能力発揮
⓷股関節のヒンジとローテショナルスクワット動作
④上半身の使い方
⑤足裏の意識
とこの5つが主に必要になります
①と⑤はよく似ています。
②と④も近いものがあります。
⓷が一番わかりにくい部分となります。
しかし、この③が出来ないと地面を押す力の発揮の原点となる部分ですので
しっかりと習得することをお薦めします。
まず股関節では
①②パワーポジションでの股関節の動き
写真①②では股関節のヒンジと言われる動きです。
この動きがまずとても大切です。
先ほどの地面を押す→地面反力や腱反射を行うにも地面を強く押す必要があります。
この地面を押すときに必要になるのが、股関節の動き!!
股関節の伸展する力で地面を強く押すことになります。
しかし、これが多くの方が膝で地面を押すことが多く膝で押してもなかなか速く、強く押すことが出来ないのです。
これは力をためて発揮するときの出力が膝ではほとんど膝上の小さい筋になるため、大きな力を発揮することが出来ません。
その為股関節を曲げる、伸ばすこのヒンジと言われるトレーニングが
まず一番目の動きドリルになります。
次に
⓷④股関節のローテショナルスクワット
写真③④では股関節を左右交互に引く練習。この練習では股関節を左右交互に引くことで
反対側の膝は前に出ます。この動作が出来ることで、バトミントン、テニスでの5mまでの
速度を大きくあげることができるのです。
片側の股関節に体重をのせることで、次の動作に移行するときに、地面をより強く速く押すことが出来ます。
基本進行方向の逆側を押すことで、速く移動することができます。
これがなかなか出来ないと、進む方の脚をあげて進むことになります。しかし、これでは
スピードをあげる動作の理論からは外れてしまいます。
進む方向の反対側を押すことで身体は前方に進みます。(慣性の法則)
その為、地面をより速く進行方向の逆側を押すこと出来ると速く進むことが出来るのです。
大人の方でもこの理論をしっかりと練習することでより速く動くことができるのです。
ここに筋トレをすると、より強い筋出力が加わり速く動く要因となります。
速く動くスピードトレーニングは何も学生だけの練習ではありません。
おとなの方でもある程度の年齢70歳くらいまでは動作を覚え、筋力をつけることが
速く動けることになります。
是非、バトミントン、テニスで速く動けるようになる為にスピードトレーニングの
基礎を覚えましょう!