
奈良市ジュニアアスリート専門ジムのasukaトレーニングクラブ。
今日は小学生・中学生のバトミントンでのスピードアップのトレーニングについて。
バトミントンは日本は世界のトップレベルです。その中で競技に必要になるのはスピード。
速く動ける速度になります。このスピード感がとても重要になります。
バトミントンでは高速で横、斜め、前、後方に移動する必要があります。その為出来るだけ
様々な方向への対応速度が重要になります。この切り返し動作をいかに速くするには
3つ大きなポイントがあります。
①地面反力を正しくもらう
②正しくブレーキをかけて止まってから動く
⓷進行方向の逆を正しく押して移動する
この3つがとても重要になります。
この3つが出来ることで今迄とは違う次元で動くことになります。
動作には必ずメカニズムが存在しています。
そのメカニズムをトレーニングしてバトミントンを行うか、知らないまま
バトミントンを行うかは、全国クラスに近づけば近ずくほど、少しのスピードの差で、負けることに繋がるのです。
ではどのようにしてトレーニングを行う速く移動、切り返しを行うことが出来るのか。
まず①の地面反力から。
地面反力とは地面にボールを投げるとその速度と重さが感知されそのパワーの大きさが跳ね返るときの
大きさになります。これを地面反力といい、地面を押す力が強く尚且つ速く押すことで地面から速く移動することが
出来るのです。
ジャンプなどがそのわかりやすい例になります。
①②地面反力を使ったトレーニング
写真①②では地面反力を使い、地面を踏んだ力で反対側の脚をあげるトレーニング。
バトミントンでは、いかに床を速く押すかで最初の動き出す初速がかわります。
特にバトミントンでは、動く方向が瞬時に判断してその後地面をどれだけ速く
押すか、それも片足で押すパターンと両足同時に押すパターンがあるので
それを習得することで最初に動きだしの2mくらいまでのスピードをあげることになります。
次に②のブレーキ動作です。
これは速く動く上でもっとも難しいスキルになります。それは止まる動作です。
スピードがあがって動くということは、シャトル打つときには一旦自分の速度を
急ブレーキをかける必要があります。このブレーキ動作が正確に出来ないと
次の動作へのモーションが大きくなります。
また、止まれないということは自分の止まりたいポイントと実際に止まる位置がずれるため
競技パフォーマンスに大きく影響し、また止まれない場合、膝などへの大きな負担になり
怪我に繋がる危険性もあります。
バトミントンで膝の痛み、怪我をされている方はほとんどこのブレーキ動作が正確に出来ないまま
練習をおこなっている為、膝への負担が大きくなっている為と思われます。
⓷④急激にブレーキをかける動作トレーニング風景
写真③④では立った状態から急激に地面方向にしゃがんでとまる練習です。
急激にとまるには地面をしっかりと押すことが大切になります。
その時、写真でもわかりますが股関節が後方に移動しているのがわかります。
この股関節を後方に引く動作が出来ないと先ほどもお伝えしましたが膝でブレーキをかけることになるのです。
バトミントンでは方向転換、様々な方向への対応が求めらます。しかし、それを可能にするには
動作スキルを覚えることが結局は早道になると思われます。
特にバトミントンは膝の怪我がとても多い競技です。膝の怪我は選手生命にかかわります。
出来るだけ小学生、中学生の頃から正しい身体の使い方を覚えて、速く動ける、方向転換できることを
お薦めします。
コーチ兼トレーナー野島
https://asuka-junior.com/course/282/