奈良市スポーツ傷害専門 パーソナルトレーニングジムのasukaトレーニングクラブ。
最近、当クラブには以前通われた方が又年数を経過して戻ってこられるケースが少なくありません。
私がトレーニング指導を行い17年の月日が経過しております。
奈良県内でその当時パーソナルトレーニングを行なう施設が皆無。
又、ジュニアのトレーニング指導もほとんどない状態です。
その当時の子供たちが成長して小学生の子供さんが高校生になり来られたり、
中学生が社会人となり来られたり、出産後また来られたり、最近戻ってこられる方が
少しづつおられます。
なんかとても幸せな気持ちです、また当クラブを選択して頂けるのだと。
現在、当クラブでは最先端のトレーニング理論、動画解析から効率的にもっとも
機能的な動作をトレーニングレッスンに導入しております。
今日は、陸上での膝の動きについてと怪我予防につながる動作についてです。
陸上では特に100,200mやハイジャンプ、ハードルの選手では
膝に大きな負担がかかります。その為小学生~中学生ではオスグッドやジャンパー膝が
少なくありません。
しかし、稀に膝の靭帯などを損傷するケースもあるのです。
陸上ではタータンという特殊な環境化で早期から練習を行うことで、地面の反発力を
膝で受け止める選手が多く、それが膝の怪我に繋がることもあります。
実際多くのジュニア世代の選手がタータン後の練習で膝への疲労感、違和感を感じる選手を
多く治療してきました。
これはまず走る時に現代の子供達は関節の可動性が動かない選手も多く、
走る時に膝を中心としたフォームでのランとそれに伴う、関節運動の多様化が少ないためだと
思われます。
本来は足底に支える所を膝で吸収したり、股関節で受けとめる部分を膝でおこなったりする動作エラーが
原因が多くみられます。
その為小学生~中学生で膝、足首が2週間以上痛いケースでは一旦タータンでの練習をストップする必要があります。
では、具体的に膝の痛みのある時に行うトレーニングとは。
まず行うには股関節、体幹の使い方が問題になります。
膝を痛める大きな原因にこの2点が出来ていないと膝への負担が増します。
①地面を体幹で押すトレーニング
写真①では地面を体幹部分で押すトレーニング風景。
腕には重りやウォーターバック、小学生ならタオルとかでもいいと思います。
①のように真っすぐ地面を押して止まれるようにしましょう。
この時重要になるのは、足ではなく体幹部分からの力の発揮になります。
この地面を押す感覚を掴むには上からものなどを持つことでより重心位置が上方に移動する為に
足への負担は軽減します。しかし、陸上選手で膝の痛みがある選手はこの地面への足裏の接地時間が
長い事と、体幹というよりも脚で地面を押すという感覚が強いことが多いのです。
そうすることで、地面からの吸収が大きくなりそれを受け止める部分が膝になると膝の痛みに
つながります。
②地面を押す感覚トレーニング
写真②では棒をもっての脚の入れ替え動作。
この時、脚は空中で入れ替えるのです。これを入れ替え動作をスムーズにするにはこの棒を
天井方向に押す体幹の強さが必要になります。
⓷片足で地面を支えるトレーニング
地面を片足で支えるには膝の動きがメインでおこなっている選手は出来ません。
片足で支えるには股関節を曲げる能力とそれを支える体幹力が必要になります。
写真③自体は難しい動作ではないのですが、片足で支えてこれを左右交互に行います。
股関節で地面を支えることが出来ると膝への負担ではなく先ほどの股関節で身体を支えることができます。
この①②での体幹を強化するトレーニングや股関節を使うトレーニングをしっかり行うことで
走るときに地面からの様々な衝撃が変化します。また膝への負担が減少することでスピードが実際
伸びてくることにも繋がります。
是非、陸上で膝を怪我をしている方で今後パフォーマンスアップを考えている方は
一度体験してみてください。