奈良市 ジュニアトレーニングジムのasukaトレーニングクラブ。
先日、当クラブでトレーニングを以前おこなっていた中野寛太選手が
全日本柔道選手権大会にて優勝しました。
本当におめでとうございます。
現代柔道では、ただ力があるだけでなく、動き自体にも速く動ける瞬発力と
身体の身のこなしが様々な立ち技を完成していく上では重要になります。
特に、中量級だけでなく、重量級でもこの傾向は今後更に強くなると思われます。
その為には力まかせで投げることも時には重要ですが、それよりもいかに
動きを速くして合理的に動いて投げれるか。ここが肝心になってきます。
当クラブでは柔道の選手をトレーニングを行なう上でのポイントはそこにあります。
自分の投げる位置に移動するには、その移動する位置への入り方がとても重要です。
力の差がある選手なら力技で投げることも出来ますが、力が拮抗しているとそんな簡単に投げることは
出来ません。特に中学生の時に、この身体の使い方を覚えることで怪我をしない、そして自分の投げるまでの
プロセスを覚えることは高校以降の柔道にとても影響します。
まずその為に重要になるのは、股関節の使い方です。
柔道だけでなく、股関節をどれだけ速く動かせるかは、競技においてとても大切な部分になります。
①②股関節の内旋外旋運動
①②では壁をつかっての股関節の内旋、外旋の運動を行ないます。実際の柔道では、この股関節の切り替し動作は
大きなカギになります。
③④股関節の内旋外旋運動
③④では特に自重でおこなっていますが、これをいかに自分の効き手で素早く行うか。
そして出来れば、逆のの手でも行うことが。自分の守りの時にも影響します。
柔道では片足に大きく体重が乗る時に一番、投げられやすくなります。
逆にその状態にいかにもっていくかが、崩しと言われる、どのように崩すか。しかし、崩す時にも
腕の腕力でなく、自分の身体をいかに速く動かしてその状態にもっていくかが、柔道では大きなアドバンテージになります。
崩す為には、この股関節の内外旋運動が素早く出来ることは有利になります。
この内外旋の股関節動作が速いことで自分の技だけなく、返し技のキレにも影響します。
股関節は普段、なかなか速く動かすイメージが難しいのが現状です。しかし、トレーニングをしっかり行うことで
正しい内外旋動作を身につけることになります。
柔道の打ち込みの練習をどうしても上半身で無理に引っ張る傾向が中学生にはあります、
出来るだけ力まずに、技をかけていくには、力も必要ですが自分の形にもっていく動作の速さが大切です。
特に、股関節の動きが速くなることで内また、体落などの技のキレは各段とあがります。
是非、動作の速度をあげて柔道で自分の技をもっと磨きましょう!!
asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp
トレーナー兼コーチ野島