奈良市 パーソナルトレーニングジムのasukaトレーニングクラブ。
今日は格闘技に必要な筋トレについて。
特に、格闘技では相手と組む競技や空手などの蹴りや突きなどを要する格闘技があります。
私も少しですが空手をおこなっていた時期もありました。
その中でも筋トレって必要かどうかというと結論的にはやはり必要になります。
筋トレを行う定義を但し理解して行う必要があるかと思います。
筋トレを行う定義としては
①動きの速度をあげる
②動きでの怪我を予防する
③動きでのパワーを向上させる
この3つが基本的な定義になります。
しかし、筋トレをどのように行うのはなかなか難しい所になります。
高重量のセット数での筋トレを行うのか自重系の筋トレを行うのか。
格闘技と特性もありますのですべてが同じではありませんが
やはり筋力向上と速度これが足されてパワーになります。
その為、速度を求めるトレーニングと筋力向上トレーニング、
そして一番重要になるのはそれらを発揮する為のコア(体幹)トレーニングを
行なうことが格闘技では求められます。
特に、格闘技の場合有酸素系の心肺機能も必要なため
ただ重たい重量だけを行うトレーニングでは不十分になります。
①ワットバイク
まず有酸素系の心肺機能と筋力とくに股関節の回転速度を上げるために
当クラブではワットバイクを使用しております。
様々なメニューがあり、1~10kmを一気に坂道を上るメニューや
6秒、30秒をダッシュするメニューなど豊富なメニューで筋力の速度、筋力、そして
心肺機能をあげるとてもつもないバイクです。
私も週2回おこないますが、かなり強度が高く、筋トレをしながら行うことで
心肺機能、スピード、ともに向上できるトレーニング。
②コモドドラゴントレーニング
このトレーニングでは体幹部分の強化のためと股関節、胸椎の可動性も同時に連動させる
素晴らしいメニューです。
海外のラグビー選手などは積極的に行うメニューです。このメニューをおこなうことで股関節の内旋と言われる
動作がスムーズになり格闘技でのキックや投げ技にもとてもスピーディーに動くことが出来ます。
③ヘックスバートレーニング
写真③はヘックスバーと言われる少し変わっているトレーニング。
このトレーニングでは、ヘップスバーをもちあげますが
写真のように両手が左右に持つ所がある為に、より地面を垂直方向に押すことができます。
ダンベルはどうしても前に持つために体重が少し前傾姿勢になる為に、なかなか自分の体重を中心軸にもっていくのが
難しいのです。しかし、このヘックスバーでは自分の軸がぶれることなくある程度の重さをもつことができ、
また垂直方向に出来るだけ速く立ちあがることで、地面をより速く押すトレーニングになります。
格闘技でも地面をより速く押すことでパンチ、突き、蹴り、投げなどの際の地面反力をもらって動くことが可能になります。
このように格闘技で必要なトレーニングとして
重さも必要ですが動作方向や速度、またHIITのような心肺機能と筋力アップを同時に行うことで
より格闘技でのスピード、パワー発揮につながってくると思います。
今回はごく1例をご紹介しましたが、ほかにもクイックリフトや
様々なトレーニングを行なうことで、速度と力を融合できる身体づくりを行うことで
格闘技でのレベルアップにつながると思います。
是非、格闘技に適した筋トレをお薦めします。
トレーナー兼コーチ野島