奈良市フィギュアスケート専門のジュニアトレーニングジムのasukaトレーニングクラブ(asukaジュニアアカデミー)
当クラブは15年前からジュニア選手に特化してトレーニングをおこなっております。
その中で、フィギュアスケートにおいては10年以上前からジュニア世代小学生~大学生までの
トレーニングをおこなっております。
現在も約10人程度の方がマンツーマンでレッスンを国内外を通じでおこなっております。
この中でもっとも多いポイントはジャンプお2回転半、3回転、3回転半のアクセルを中心しとした
内容です。
フィギュアスケートは国により階級の形は少し違いますが、3回転ジャンプを跳べることが
国内外の大会で出場する7級となります。
この7級になるには3回転を跳ぶ必要性があり、6級ではダブルアクセルが大きな課題になります。
このダブルアクセル、3回転ジャンプを跳ぶには、稀にジャンプ力という才能でクリアする選手もいますが
身体が大きくなると、ジャンプ力だけでは跳びきれない壁があります。
これは動作のルールが基礎にあるかどうかになります。
フィギュアスケートだけではないのですが、小学生の時に素質だけでほとんどのことを
クリアできる子供さんもいます。しかし、中学、高校になるとその素質だけではクリアできない部分が
必ず出てきます。
これには大きな要因があり
①身体の成長
②筋力や関節の可動性、体幹の強度
この2点が身体の成長に伴い必要になってきます。
また高校生以上になると男子では骨格が筋肉質になる為に、体重の増加も影響します。
このような身体の成長を考えたトレーニング方法が必ず必要になります。
フィギュアスケートでも例外ではありません。
ではどのような身体の使い方やトレーニングを習得するのか。
沢山の事や難しいことを行うのではありません。身体の使い方、特にフィギュアスケートというよりも
競技スポーツとして必要な基礎ドリルをまずは徹底的に行います。
フィギュアスケートでは、回転するジャンプの種類は違いますが基本全て右軸での回転になります。
これは動作の理論に大きな影響を及ぼしています。
左側に身体を回旋しながた跳ぶ場合、脚のつき方は右、左でも基本右脚が後方で左脚が前方に位置します。
この場合回転軸は全て右になります。しかし、これが逆転すると左軸で回ると後方の脚の右は回転しません。
その為、身体を締める動作が出来ない為回転は基本難しくなります。
この基本的な動作ルールが前提にあります。
その中で右軸を行うには、右側、左側の同側の動きを正しく行う必要があります。
①同側運動
写真①では右手、右脚を伸張して左腕、左膝は曲がった状態に位置します。
これは軸を安定する為のとても大切な動きになります。
この時に左踵は必ず臀部の真下にあります。この位置関係はとても大切です。
右の場合でも同じです。この位置がずれることで着地の位置がずれることになります。
②股関節の内旋トレーニング ③股関節内旋トレーニング
写真②③では、股関節の内旋トレーニング。
股関節を開いた所から閉じるトレーニングです。
この動作は基本股関節を内旋するトレーニングですが、この内旋を行う必要があります。
この内旋動作を写真のように行うことが出来ないと実際は飛び上がる時も、着地の際も
地面を押すという動作が出来ません。
これは地面反力をもらうというルールが出来ないままジャンプ動作に入ると回転する時に
ジャンプの高さを維持することが出来ません。
この②③の動作は本来はフィギュアスケートだけでなく、様々な競技に影響します。
内旋を瞬時に行うことで、着地の時の地面の衝撃を吸収し、また飛び上がるときの
地面を正しく押すという動作に結びつくのです。
この①②③はとても基本的なドリルです。
このドリルを正しく習得することが出来れば、アクセルでも2,3回転でも跳ぶ前段階の
基礎的な身体の動きをマスター出来ます。
ジャンプだから高い所を跳ぶ練習を行う必要は陸上ではそれほど多くの回数は必要ありません。
両足で高く跳ぶことは大切ですが、フィギュアスケートでは両足では跳ぶことは無く、着地も両足では出来ません。
軸を正しくイメージする、最低限のジャンプ力を獲得する、そして右軸で回旋できる身体の使い方を
マスターすることがジャンプ動作ではとても大切になります。
正しい動作ルールをマスターする為の基礎ドリルをまずは反復しましょう。
asuka-sports.com
トレーナー兼コーチ野島