奈良市 スポーツ傷害を治すトレーニング/ 小学生の膝の痛み、股関節、足首の硬さが大きな原因です。

奈良市 スポーツ傷害専門トレーニングのasukaトレーニングクラブ。

今日は、怪我を改善するためのトレーニング。今日は小学生の膝の痛みについてです。

ここ最近10年くらい前から膝の痛みのお子様が少なくなりません。この大きな原因は

膝の使い方にあります。本来膝は、曲げる、伸ばすことがメインの関節。しかし、この

関節を酷使するあまり膝の傷害が小学生から多く発生します。

まず

オスグッド

ジャンパー膝

③半月板損傷

④分裂膝蓋骨

などがあります。これらは全て膝の使い方が原因にあります。

本来膝は関節としてはあまり強い関節ではないのです。

しかし、この膝を小学生では多くの子供さんが膝中心での動きになっています。

これには大きな原因があり、股関節をうまく使えない為と足首の関節の硬さが大きな原因です。

これはしゃがむ動作が出来ないことで股関節が硬くなり、その結果足首の背屈と言われる動作が出来なく

なる為に、膝ですべての動作を行うことになります。

 

これでは膝中心の生活で競技でも膝中心になり結果、膝を痛めることになりえます。

膝は本来、関節としてはとても重要な役割をしているのでが、それはあくまでも膝を曲げるときに

股関節が中心となって動くことが前提になります。

①膝の動き

写真①では膝の動きです。この時に、見てほしいのは

膝が曲がっていますが膝は前方にあります。これが理想です。この膝が前を向いている状態では

股関節が大きく作動しています。この股関節がしっかりと作動することで膝は自然に屈曲することになります。

 

②しゃがむ時の膝の位置

しゃがむ時の動作では基本足首の関節、股関節の背屈と言われる部分の動きがとても重要になります。

この股関節が動くことで、膝の位置を安定させることになります。

指標としては、膝の中心が足の指の第3~4趾付近に上から見た時に位置していることで

股関節の外旋、内旋動作が出来ていることになります。

しかし、膝の中心が第1趾の附近で位置していると、実際は膝は捻じれていることになり、あまり

良い状態ではありません。

この膝が内に向くことが二―インといい、股関節、足首の関節が上手く作動していないこと大きな原因になります。

膝の小学生の傷害は年々増加しているそうです。

小学生のサッカーで4年生以上の子供の半分は膝を痛めていると言われています。これは正しい身体の使い方を習得しないまま

激しい運動を週3~4回行うことで、膝への負担が重なり様々な障害を引き起こすのです。

膝を小学生から痛めるとその結果中学、高校でも膝の傷害で苦しむことにつながります。膝は走る、蹴る、ターン、ステップなどの

様々な動作に必要な部分ですので正しい使い方を覚えることが将来的にもとても大切になります。

 

膝の痛みは股関節、足首へのアプローチを正しく行いトレーニングすることで改善します。

また膝があまり痛みが強くなると普段の学校生活にも影響を及ぼすことになります。

ですので膝の傷害で御悩みの方は股関節、足首への正しい使い方をお薦めします。

 

当クラブでは年間多くの膝の傷害のお子様をトレーニングで改善しております。

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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