奈良市でフィギュアスケートのジャンプを専門トレーニングをおこなっているasukaトレーニングクラブ。
最近はアメリカやカナダなどからもトレーニングの依頼をうけております。
ジャンプ特にフィギュアスケートでのジャンプはとても特徴な動作になります。
トレーニングで高さの跳ぶジャンプや体幹のトレーニングを行なうことだけでは
実際にジャンプを成功するには、かなり限定的な選手のみになります。
ジャンプには科学的な理論があり、それに伴う動作分析を選手一人ひとりにあったトレーニング指導が
必要になります。
毎年様々な選手をトレーニングしており、ジュニアの選手から高校生、大学生などの選手もトレーニング
しております。
ジャンプにおいて重要なのは、まず自分の癖や特徴を理解することです。
このことが理解できないまま練習をおこなってもなかなか成功するのは簡単ではありません。
ジャンプ動作では、特に1回転、2回転のジャンプにおいてはそれほど難しくなく成功していきます。
しかし、ダブルアクセル、トリプルトウループなどになると、成功率が下がります。
これは、2回転以上のジャンプでは、ジャンプの軸、着地、飛び出しの姿勢がとても重要になります。
特にダブルアクセル、トリプルアクセルでは陸で2回転程度のジャンプ成功が必要になります。
これは踏み込む時の速度、回転軸が弱いと2回転半以上のジャンプを1秒以内で跳ぶことは難しいのです。
しかし、ここで重要になるのは、まず姿勢です。
特に前から跳ぶ場合では腕の振りと氷を踏むときの速度アップが大切です。
また、空中に飛び出すときに右脚が大きく円を描いて跳ぶと遠心力で軸がぶれることになるので
出来るだけ身体から近い所を通る意識が必要です。
トウループなどの後ろ向きで跳ぶ系のジャンプでは踏み込むときの速度については同じです。
ただ回転するときに腕の振りが横からくるので、その部分だけが違います。
軸を正しく意識するには、
①軸のトレーニングと股関節のフラットトレーニング
写真①では軸をつくるトレーニングと併用して股関節をしっかりと
あげるトレーニングになります。
特にアクセル系では右脚をあげて跳ぶので右の骨盤が下がらないように
しないと空中に軸を崩し着氷で失敗する可能性が高くなります。
基本フィギュアスケートではどのジャンプも右を軸に回転します。
この右軸の意識を高める為には、右の股関節を素早く内旋することが大切です。
ジャンプ動作では、これ以外にも着氷時の股関節の使い方など、
様々な動作の基本があります。その為、現在どの部分がクリアになり
どの部分がクリアになっていないかを見極めていくことがとても大切です。
クリアになればほとんどの方はダブルアクセル、3回転ジャンプは跳ぶことは可能です。
フィギュアスケートでは、ジャンプ+回転+着地があります。
この3つを行うには、動作を正しく分析して行いましょう。
正しく動作を分析することでトレーニング内容が明確になりより
効率のいいジャンプを跳ぶことが出来ます。
トレーナー兼コーチ野島