奈良市 アスリート専門ジムのasukaトレーニングクラブ。
当クラブでは、様々なスポーツ傷害のリハビリトレーニングを遂行しております。
特に前十字靭帯損傷、腰の分離症、肩の脱臼、などの怪我でのリハビリをおこなっております。
前十字靭帯損傷でのリハビリは必須です。最近では手術しないケースで競技を行うことも
少なくありません。これはトレーニングでの分野での身体の動作トレーニングが発展していることが
大きな原因かもしれません。
しかし、現状では手術するのが基本になります。
術後、病院などでのリハビリを終わると、これでリハビリが終わりではありません。
最低でも病院からのリハビリ終了しても6カ月程度はしっかりとトレーニングをして
いく必要があります。術後から数カ月で競技復帰は完全に膝の状態だけでなく
今後の怪我予防にも更にリハビリトレーニングが必要になります。
特に大腿部にフォーカスされますが、確かに大腿部の筋力アップも必要ですが
身体全体の動作改善トレーニングが不可欠です。
例えば、怪我の要因がステップ、切り返し動作で怪我をしているケースでは
このステップでの動作自体に問題があるかもしれません。ですのでいくらリハビリをおこなっても
同じような動作をすると怪我のリスクが向上します。
では、前十字靭帯損傷からのリハビリで必要になるのは、身体の動作改善にあります。
動作が正常な動きを示すことで膝への負担は大きく減少します。
トレーニングではいかに身体全体での筋トレ、股関節の動かし方、胸椎の動かし方を
リハビリしていきます。
特に、胸椎の動作、股関節の動作は連動する為に、どちらにもフォーカスをあてる必要があります。
①②股関節と胸椎、肩甲骨の連動動作
切り返し動作では本来、脚で切り返すとイメージが一般的です。
しかし、方向転換する時に、方向転換する反対の身体の使い方がとても必要です。
写真①では今から右から左に切り返す動作になります。この時
実際は軸は自分の身体の正中にあり右脚にシフトはしません。シフトすると軸自体ぶれてしまい、
この後の動作で代償を言われる動作を繰り返すことになります。
次に、この状態で①では右腕、肩甲骨、胸椎が大きく後方に移動しています。
このように、進行方向とは逆方向に大きく身体を回旋しています。この回旋動作を
行なうには左の股関節が内旋していることが条件になります。
そして次の瞬間右の股関節にためられた力が地面の反力で反対方向にシフトします。
それが②になります。
②でも左の腕、肩甲骨、胸椎が後方に移動しています。
このように身体の連動動作でステップを行うことで、より、膝ではなく身体全身の筋肉と関節で
ステップを行うことになります。この連動が出来なく、脚だけでステップを行うと
膝や股関節、足首に大きなダメージをおうことになります。
あくまでも競技スポーツでは日常生活ではおきないようなスピードで動作を行ない、
様々な不安定な要素の中で行われています。その為、身体のコントロールを全身で行うイメージが必要です。
特に、小学生の時は出来たけど、中学生、高校生では出来ないのは、体重や身長が小さかった分
膝への負担も小さかったことがあります。
膝の前十字靭帯からのリハビリでは全身の筋をフル動員してトレーニングをおこないましょう。