奈良市ジュニアトレーニング専門ジムのasukaトレーニングクラブ。
今日は競技力を向上させる身体の使い方についてです。
当クラブでは、競技力向上の為のトレーニングを様々な競技でおこなっております。
サッカー、フィギュアスケート、野球、バスケットボール、剣道、柔道、ラグビー、陸上、テニス、水泳など。
競技力をあげるのは才能ではありません。
いかに身体の動作パフォーマンスを効率のいい身体の使い方をするかにあります。
筋力はその上になりたちます。
競技力を上げるための身体の使い方について。
走る、ジャンプする、投げる、打つ、ステップをきる、蹴る、様々な競技にはその競技に対しての
ある一定の特徴があります。
しかし、身体の使い方に本来は日常生活にある上からしか構築されません。
例えば、普段の生活で猫背の選手が競技中だけ姿勢をただすことをほぼ不可能になります。
その為、どうしても競技と普段の生活での身体の使い方は共有されることになります。
まず、地面に立つという競技では、地面を足裏で基本的は支える必要があります。
しかし、このとき、足裏のどの部分で支えるのか。
足裏には沢山の感覚を探知するセンサーがあります。
このセンサーを普段の生活でも意識することが競技でのパフォーマンス向上には不可欠です。
足裏の中でもっとも意識が難しいのが小指球になります。
よく、母指球で踏んで走るとありますが、母指球は基本的にはほとんどの選手が踏んでいます。
ただ踏む強度や位置が少しづれていることが多いのです。
しかし、小指球は、なかなか踏むことがありません。これは歩行時にほとんどの方が足のつま先は
外側を向いている為に、小指球を踏まないまま、地面を押しています。
これが靴やスパイクを履く競技であれば更に小指球の感覚は薄れている可能性があります。
地面を押すにはまず体重が足裏にかかる時に、一旦は外側に体重がかかります。
しかし、足先が外側を向いていることで体重が外側にかかりにくく、すぐに内側方向に移動します。
これが、地面を押す上でとても重要な動作になります。特に走る競技や踏ん張って体重をかける動作では
地面に対して、足裏がどのように接地しているかは重要です。
この足裏でのイメージでは特に小指球に体重が乗る感覚を普段の歩行や立っている時でも意識しましょう。
そうすることで、地面に対して自分の体重を乗る感覚を更につかむことが出来ます。
①地面を小指球で押すトレーニング
地面を小指球で押すと写真①のように、片側がまっすぐになります。
この状態で地面を押すには小指球への意識を高めることで、この状態をつくります。
②地面を小指球で押すイメージ
写真②では
小指球で地面を押すイメージでの走り始めです。
地面は競技スポ―ツでは決して地面がフラットな場所ばかりではありません。
その為、地面を足裏のどの位置で押すかを確認するには小指球への普段の意識が高まることでより効率的に動くことが出来ます。
この写真②では実際は小指球への意識が高い為に地面を押す際に股関節で地面を強く、速く押すことが可能になります。
小指球への意識は普段の生活から必要ですが小学生の高学年くらいになると自分の身体への意識は可能だと
思います。しっかりと小指球を意識することで走るトレーニングを行なう際にとても有効的な動作になります。
是非、小学生から小指球への意識を高める練習をお薦めします。
asuka-sports.com
トレーナー兼コーチ野島