奈良市スポーツ傷害専門治療ジム/ 子供さんの扁平足からくる傷害とは。

奈良市スポーツ傷害専門治療ジムのasukaトレーニングクラブです。

今日はお子様に多いスポーツ傷害についてです。

最近のお子様で多いのは、足裏の扁平足。扁平足は様々な足首などのスポーツ傷害を

引き起こします。特に捻挫、有痛性外頸骨、ひざのオスグッド、シンスプリントなどを。

これは扁平足になると足裏のアーチ部分が正しく地面を押すことが出来なくなり身体の軸が

傾くことになります。

特に、足裏のアーチ部分は地面を押すときにとても大切です。

図① 足裏のイメージ

足裏は基本図1のように母指球、小指球、踵の3点で指示しています。

しかし、この3点の指示で特に小指球への感覚が薄くなりやすいのです。

その為地面を押す時に拇指内側方向に身体が傾斜してしまい、そのままの反動で

地面を押すことで身体が傾きそのまま走ったり、競技をおこなったりすることになります。

図2 足裏のイメージ

足裏は図2の向かって左側のようにアーチが形成されているのが理想です。

しかし、このアーチがつぶれている子供たちが少なくありません。この原因は

①靴下、靴の生活で裸足で地面を踏む機会が少ない

②硬い地面での生活で足裏の感覚がイメージしやすくなります。

この①②が扁平足の大きな原因となります。

しかし、扁平足を改善するのも時間との闘いになります。

大学生くらいになるとなかなか、この扁平足を改善するのが難しく、

時間がかかります。しかし小学生~中学生ならまだ改善することが

出来ます。それは子供さんの骨の成長にあります。骨が成長する前なら扁平足を改善する可能性が高いのです。

 

ではどのように足裏を鍛えていくか。

足裏はまずぐーぱー運動をおこないましょう。

①グー運動

このグー運動では特に足裏のアーチを意識するのですが、縦アーチ、横アーチを意識してみましょう。

この特に縦アーチを意識するころとで足裏がつりそうになるかもしれません。

写真①のように足首を背屈した状態で行ないます。

この足裏の刺激を入れていくことで、足裏が活性していきます。

次に行うのは片足で地面をささえるトレーニングです。

②片足トレーニング

この写真②のときに足裏の特に小指球をイメージすることでより

地面を3点でとらえれるようになります。このような足裏のトレーニングを出来るだけ

裸足でおこないましょう。

靴を履いて行うとどうしても感覚が掴みにくくなります。

 

足裏が強くなりアーチが形成していくと地面を捉える感覚が出来てきます。

そのことが足首の怪我を予防する大きな一歩になります。

得に外頸骨は足裏のアーチがつぶれているお子様にかなり多い頻度で起きるスポーツ傷害です。

特にバスケットボールやサッカーなどの切り返し動作が多い競技におきる傷害です。

怪我を予防する為には、身体の使い方がとても大きなウェイトをしめるとおもいます。

 

是非、早めに扁平足を改善することをお薦めします。

 

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トレーナー兼コーチ野島

リハビリテーション

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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