奈良市ジュニアトレーニングジムのasukaジュニアアカデミー本校。
サッカーW杯日本ベスト16。
頑張りました。選手には感謝ですね。
世界のサッカーを見て年々感じるのは走るスキル所謂ランスキルです。
ここ数年で大きく進化しています。
欧米では走る専門のスキルトレーナーがいかに競技に適応した走るスキルトレーニングを
おこなっています。その為、世界クラスの選手はボールコントロール、状況判断だけでなく
ランスキルもとても素晴らしい技術をこの大会で更に実感しております。
ではこのランスキルについて、いかに走るスキルをあげるか。
ただ走る練習をしてもそれは走るということだけに特化しサッカーでの走ることとは少し違ってきます。
サッカーの場合直線的に走ることや様々な方向に転換して走ることなど多くの走る方向性や意図が
試合の場面で違ってきます。
これがまずランスキルになります。
サッカーでの試合でのランをみるとほとんどが止まる→スタート→止まる→スタートといった
止まる動作からすぐに方向転換やダッシュを1試合で何回も何十回、何百回も行われています。
その為、ただ速く走るだけではサッカーでは試合では活きてきません。
止まる速度も問題なのです。
特にディフェンスでは。またデイフェンスからカウンターアタックのような切り返し動作では
一旦止まったあとにどれだけ速くスタートが行えるかが問題です。
これにはランスキルと言われる縦方向でのとまる技術が必要です。
このスキルを覚えることで急激な相手の動きや味方のリスタートが速く行えます。
この止まるそしてすぐにスタートを行うには、まず止まる技術をおぼえましょう。
止まるためにはどの部分で地面をブロックするのか。
それにはパドリングというスキルが必要です、脚を小刻みに動かしながら
体重バランスを左右均等にしておきます。
片足に体重移動が偏るを次の動きでの遅れになります。
このとき足裏の第2趾付近と小指の付け根の小指球付近への意識が必要です。
①②③縦パドリング、斜めパドリング
写真では縦方向のパドリングと斜め方向のパドリングをおこなっています。
どちらも足裏が頭よりも前方に位置しすぐに止まれる準備をおこなっています。
写真ではわかりにくいのですが、数回脚を動かして最終系でこの形で止まります。
この動作スキルを覚えることで次への動きは各段と変化します。
これは日本代表選手もおこなっているトレーニングです。
その後走る時に行うのはスタート時の脚の運びです。とまった後考えれるのは
どのようにして速く動くか。方法は2つあります。
一度後方に脚を移動させてスタートの体勢をとる。
もう一つは前方に重心を移動させてスタートする、どちらも間違えではありません。
しかし、より速く移動するには、体重を前方に傾け上半身の動きを使いスタートする。
どちらかというと最近では後者の方が世界の試合でもそのような走り方になっています。
これには大きな理由があります。
サッカーでは走る際に相手が接近しているケースが多い為、一度後方に脚を運ぶとその後相手の上半身が前方に
入られるとコンタクトした時に自分が相手より前方にいきにくい。その為ボールへのアプローチが遅れたりします。
しかし、身体の重心を前方に移動し上半身の回旋で走ることで前方リスタートがスムーズに行えます。
その為上半身の回旋を使い身体を前方に移動するフォワードランが必要になります。
④上半身の回旋を使うランスキル
小学生から中学生、高校生になるとコンタクトの強さがどんどんあがります。
また走る速度も全体的に向上します。そのときを想定するならただ前に走るだけでなく
いかに相手を前にいれささずに動くかも重要なサッカーでのランスキルになります。
当クラブでも小学生からこのランスキルを練習しており前方への速度と
相手を前方にいれさせない走り方をレッスンしております。
是非、ランスキルをトレーニングして更にサッカーのパフォーマンス向上を
あげてみませんか。
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トレーナー兼コーチ 野島