スポーツ傷害を治す、子供さんの踵の痛み原因はシーバー病、改善するリハビリトレーニング方法。

小学生で踵の痛みで来られる子供さんがここ数年増加傾向にあります。

18年以上トレーナー活動を行っておりますが

ここ5~6年くらい前から踵の痛みでリハビリや治療に来られるお子様が少なくありません。

サッカー、野球、タグラグビー、バスケットボール、など。

球技系競技に多いのが特徴です。

 

しかし、なかなか改善せずシップなどで対応している子供さんがほとんどになります。

しかし、このシーバー病にはある共通する動作があります。

これは長年多くのシーバー病を見てきて言えることですが、球技系で止まる動作に特徴があります。

 

つま先で力を入れて走るスピードを止める子供さんに多いのです。

これは走ってからのブレーキング動作をつま先で行うとその衝撃は踵からアキレス腱に大きな負担が

かかるのです。このブレーキ動作をおこなっているとシーバーはなかなか改善出来ないと思われます。

また、右足だけでなく左足といった形で両足の踵がシーバーになる可能性が高いのです。

 

では、どのような動作を行うことでシーバーを改善することができるかといいますと

空中でつま先を下げない意識が必要です。

①ブレーキ動作

スピードを止める際には空中での足首の動きがとても大切になります。

特に、写真①でわかるようにつま先が下を向いていません。

上を向いている状態になっています。これが基本の姿勢になります。しかし、つま先が下のまま地面に

着地すると踵への大きな負担になります。基本は空中ではつま先をあげておきます。

そうすることで地面に着地する時に足裏の真ん中付近で着地することが可能になります。

②足首の位置

常に走る時はつま先をさげないようにしましょう。この意識がとても重要になります。

写真②では足首をしっかりと固定しています。このようなトレーニングを普段から行い空中で

つま先をさげない意識をもちましょう。

 

足首の角度を正しく行うことが出来ればシーバー病は大きく改善できるのです。

つま先加重でのスピードを止める行為は基本つま先で体重をかけないようにします。

シーバー病は成長痛の一種とも言われていますが、確かに成長期になるスポーツ傷害ですが

高校生や大学生でも痛みが出ることは珍しくはありません。成長期だけでなく動作にエラーが出ると

成長期を過ぎても痛みが発症するケースもあります。

踵が長期間痛い、違和感があるなどの時は出来るだけ動作を確認して

正しいブレーキ動作を行うことをお薦めします。

 

asuka-sports.com

asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp

トレーナー兼コーチ 野島

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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