子供さんの腰痛、大人の方の腰痛を改善するリハビリトレーニング。インナーマッスルを活性化させよう。

腰痛は今では大人だけではなく、

子供さんにも多い傷害となっております。

腰痛の原因は様々です。しかし、私の経験では腰痛の大きな原因は

姿勢と呼吸にあります。特に姿勢を維持する筋力低下と呼吸をつかさどる筋の活動が

弱くなっていることが原因だと思います。

 

特に今日はお子様も腰痛について、明日は大人の方の腰痛について

お話していきたいと思います。

子供さんで多いのは腰椎分離症、腰椎椎間板ヘルニアが多く、それ以外では

腰痛症と言われる病名です。

特に腰椎分離症、腰椎椎間板ヘルニアは腰椎や椎間板に問題があり痛みを呈していきます。

腰痛症は、腰の過度な使いすぎなどでおきます。

どちらも痛みはありますが、本来腰痛症では長期間にわたる痛みは

ありません。しかし、腰椎分離症、腰椎椎間板ヘルニアでは痛みは長期化し

1カ月も痛みが続く場合はほとんどがこのどちらかのケースと言えます。

更に競技にもよりますが腰椎すべり症と言われる障害もおきることがまれにあります。

この腰椎椎間板ヘルニア、腰椎分離症では痛みだけでなく、下肢のしびれなども

存在し競技を行うのが段々と厳しくなります。

その為早期のリハビリを行うことが求めらます。

腰痛症の場合はストレッチなどで腰、股関節周辺を行うことで

2週間程度で改善していきます。

 

 

腰椎分離症、腰椎椎間板ヘルニアの場合は早期リハビリが必要になるのは

長期間この状態を放置すると脊柱の硬さ、股関節の硬さ、胸椎の可動制限で

競技をおこなっても下肢のしびれなどでおもうようなプレーが出来なくなります。

 

早期に改善することで傷害前と同じようなプレーを行うことが可能になります。

では具体的にどのようなリハビリを行うか。

リハビリではまずは呼吸筋であるインナーマッスルを徹底的に強化します。

脊柱をささえるのは身体の深部にあるインナーマッスルと言われる筋です。

背部の多裂筋、お腹の腹横筋、骨盤底筋、横隔膜などが存在しこれらの筋が正常な

活動を行うことが少なくなると腰椎を支えることが出来なくなります。

又、人間は2足歩行の為重心が高く上半身や頭を支えることは容易ではありません。

これを腰に一点集中して支えていると腰の傷害がおきやすくなります。

 

インナーマッスルを強化するには、まずは様々な姿位でも腹圧を高めることが

求めらます。

①インナーマッスルトレーニング

写真①では脚を挙げて呼吸筋でこの状態を維持するトレーニングです。

この写真では膝は閉じていますが、膝を開いた状態でも構いません。

この上向きで寝た状態で脚をお腹のインナーマッスルで支えることが出来ないと

歩行や走る動作では更に末端を支えることは出来ません。

インナーマッスルトレーニングでこの下肢を支える所からスタートしていきます。

② 座位トレーニング

 

写真②では座位でバランスボールを背中においてこの状態を維持します。

背部の筋でボールを押してお腹の腹圧を高めることでこの姿勢で

維持を行うことは可能になります。インナーマッスルを活性することで

下肢や上肢の力で行うとこの姿勢で維持することも難しくなります。

 

インナーマッスルトレーニングを行うことで、四肢に力を抜いた状態で

姿勢を維持することが出来ます。これは競技でも同じことが言えます。

競技中に体幹部分が安定することで、身体の姿勢を維持することが可能になり

競技中や運動中に自分の身体を守ることとなります。

 

それほどインナーマッスルは重要になります、特に最近の生活スタイルが

猫背、不良姿勢が続くケースが多く年々、お子様の腰の傷害は増加傾向です。

是非、インナーマッスルを鍛えてお子様の腰痛を未然に防ぐことが

重要かと思います。

 

お子様の腰痛、腰椎椎間板ヘルニア、腰椎分離症などでお悩みの方気軽にお問い合わせください。

asuka-sports.com

asuka-shikyu@lapis.plala.or.jp

 

トレーナー兼コーチ 野島

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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