今日から第3回にわけて”体幹トレーニング”について
お届けしていきます。
体幹トレーニングは現在では一般的なトレーニング方法ですが、
その意味をしっかりと理解することと、この体幹トレーニングを行うことで
ジュニア選手にどのような効果があるのかをお届けしていきたいと
思います。
1回目は怪我予防、2回目は速く走るには必要 3回目は競技での反応速度があがる
です。
今日は第1回目怪我予防に大きな効果が!!
体幹とは肩関節~股関節までを担う部分に付着する筋や関節を
指します。
何故体幹を強化する必要があるのか。
体幹は身体の様々な動作の源となっているからです。
例えば、サッカーでボールを蹴る際に
体幹からの本来あるべき伝達が上手く伝わらないと、
脚だけでボール蹴ることになり、なかなかスピード、距離ともの
大きな変化はありません。
これは、体幹部分には上肢、下肢をコントロールする部分があり
そのコントロールされない下肢でボールを蹴るため脚だけの
能力での動作になります。
これがグロインペイン症候群や膝のオスグッドなどを引き起こす原因になります。
体幹部分には呼吸筋と呼ばれるとても大きな筋肉群が存在します。
呼吸は1日3万回行うとてつもなく大きく、持久力のある筋肉群です。
この呼吸筋は呼吸だけでなく、様々な能力を本来はもっています。
それが姿勢維持をつかさどる能力。
そして四肢をコントロールする能力です。
例えば、腰痛のお子様に、呼吸筋を強化することで姿勢正しいポジションに
もっていくことで腰痛ほぼ治ります。
また、走る為に腕を速く振る為には、腕に力を入れれば入れるほど、
腕は速く振ることは出来ません、逆に腕の力を抜き、お腹に力をいれて振る方が
速く振ることが出来ます。これは腕を振る指令を送る時に活動する最初の筋は
腹部呼吸筋だからだそうです。
ですから呼吸筋を強化することが=体幹トレーニングといっても過言ではありません。
この呼吸筋を強化することで例えば、サッカーでコンタクトプレーで相手に
ぶつかられても呼吸筋強化することで股関節、脚全体で身体を支える指令を出し、
こけない身体をつくことになります。
これが怪我をしない身体づくりになっていきます。
怪我は咄嗟のプレーや相手からの刺激、様々なフィールドでの環境を
クリアしていくことが重要になります。
様々な外的の刺激をどのように対応するかが鍵になります。
その外的な要因があっても怪我のリスクを減らすには、
いかに、正しい身体の使い方が競技中に出来るかが求められます。
では実際にどのようなトレーニングが効果的がご紹介していきたいと思います。
呼吸筋を強化するにはお子様の場合、まずはハイハイ動作やベア歩行と
言われる四つん這いトレーニングがいいと思います。
四つん這いになることで地面を支える支点が複数になります。
この支点が4つになることで、地面からの反発をもらえる箇所が増えます、
それが結果的に呼吸筋を刺激することになります。
呼吸筋は自分でコントロールするには、なかなか簡単ではありません。
呼吸筋は意識しなくても動きます、その為意識して動かすには、普段からの
意識が必要です。
しかし、この意識を子供さんに伝えてもなかなか簡単には行えません、
しかし、無意識的に行うには、外的な刺激を与えることで呼吸筋を活性できます。
これが体幹トレーニングとなるのです。本来人間はこの呼吸筋でのトレーニングを
幼い時から自然と行うことで、2足歩行などを可能にしています。
ですので呼吸筋を使うことを無意識に行うトレーニングを行うことで
お子様の場合必然的に体幹を強化することになります。
①②
ベア歩行とベアでの姿勢維持
写真①ではベア歩行、②はベアでの姿勢維持を
行うことで体幹を構成する筋を強くすることが出来ます。
地面を支える、またはお腹を下に向けることで重力に抵抗することが
可能になります。
このベアは様々な競技のトップ選手も行うメニューです。
私も自分のトレーニングをする時や、お子様のパフォーマンス向上の
トレーニングを行う時に必ず導入しております。
体幹強化することで、四肢に無駄な力が入らず、身体をコントロールしやすく
なります。
是非、体幹を強化してみませんか。
当クラブでは体幹トレーニング専門のジムです。
5歳~18歳までのお子様がトレーニングをされておられます。
気軽にお問い合わせください。
asuka-sports.com
asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp
トレーナー兼コーチ 野島