マラソンシーズンですね。
奈良マラソンも今週行われます。
しかし、マラソンで膝を痛める選手は少なくありません。
それは膝の動きが悪いというより、膝で運動のほとんどを受け止めているのが原因です。
当クラブにもマラソンで膝、腰を痛めらてトレーニングをされる方は少なくありません。
これは本来使うべき股関節ではなく、膝と腰が中心とした動きになっているためだと
思われます。
マラソンで膝を痛めない為には股関節と足裏の感覚をしっかりと掴んでいただくことが重要だと
思います。
マラソンで痛めない股関節の使い方、足裏の使い方のトレーニング!!
マラソンでは股関節を使って走ることが非常に重要です、
しかし、ほとんどのランナーの方は股関節ではなく膝中心の動きになっているといっても
過言ではありません。
股関節を使うには本来は歩行時からの意識が重要になります。
①股関節を使う歩行
写真①では股関を使って歩行している写真です。
股関節を使うには後ろの足の母指球と小指球で身体を押し前方に進めています。
前足は地面を押してブレーキをかけています。
これが本来の歩行となります。
しっかりと後ろ足で押して前足でブレーキをかける。
しかし、このブレーキがかからない状態で走ることで膝がブレーキの役目を起こすことで
痛みが発生することになります。
足裏の伸筋と言われる背屈する動作が使えないとブレーキをかけにくい状態にします。
②股関節を使ってのマラソン
写真②では股関節をしっかりと使って走っているのがわかります。
またしっかりと地面を後ろ脚で押しているのがわかります。
このような姿勢で走ることが理想的です。
③④スプリットランジ
写真③④ではスプリットランジと言われるトレーニングです。
これは前脚は後方を後脚は前方を押しあいます。
この動作が行えることで身体の軸が安定するのと、
地面のどの部分で踏んでいるかがわかります。
見て頂ければわかりますが、股関節、膝、足首が一直線になっているのが
わかります。
本来はこの位置で動くことが重要です。その為にも足裏で正しく
踏む感覚が重要になります。
この感覚が崩れてくると足が地面に着地する際に
地面からの力の受け止めを股関節ではなく膝関節で受け止めることになります。
是非、足裏の感覚を捉え股関節で地面からの力を受け止めるトレーニングを
行うことをお薦めします。
そのなかでもこのスプリットランジは非常に効果的です。
慣れてくればダンベルをもって行ったりすることで負荷をかけていくことで更に
足裏の感覚が鋭くことで股関節で走ることに繋がります。
逆を言えば足裏の感覚が抜けているとどの部分で地面からの力を受け止めるかが
不確定なままで走ることになり、結果膝や腰を痛めることになりかねません。
マラソンでの膝の痛みでお悩みの方気軽にお問い合わせください。
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asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp
トレーナー兼コーチ 野島