スポーツ障害を予防する シンスプリントを改善するには身体の使い方がカギに。

スポーツ障害でジャンプ系競技に多いのがシンスプリント。

脚の下腿部内側の後脛骨筋の炎症。

原因は足底の筋力低下による地面の吸収が出来ない場合、

膝中心での着地動作が多い場合が挙げられます。

シンスプリントは軽度の場合でも早期に対応することが重要です。

シンスプリントかた併発する障害として足首の捻挫、有痛性外脛骨、

膝の内側靭帯損傷、半月板損傷、下腿部の疲労骨折があげられます。

 

シンスプリントを改善するには、身体に使い方を改善することが早道です。

①バレーボールでのジャンプ

 

シンスプリントは主にジャンプ系競技と陸上のジャンプ系種目に

多いのが特徴です。ジャンプは写真①でもわかりますように、1m近くジャンプするケースは

中学生でも少なくありません。この高さから着地するときに膝が前方に出た着地や

足底の筋力低下での着地はシンスプリントを誘発する原因になります。

足底の筋力低下も元は、ジャンプ後に膝が前方に移動した着地が原因ともいえます。

 

足底のトレーニングは以前もお話しさせて頂いたと思います。

ジャンプ競技では踏み切る動作から改善することをお薦めします。

以前も高校生の陸上のハイジャンプの選手のトレーニング指導で

シンスプリントを改善するために動作を一から行い、結果、最終的には

インターハイに出場するところまでもっていくことが出来ました。

 

シンスプリントを発症している選手は足首がゆるくなっているケースが多く、

跳ぶときに膝で跳んでしまう傾向にあります。

出来るだけ膝ではなく股関節を中心としたジャンプと足首の強化を併用する必要があります。

踏む切りの際に、膝ではなく股関節中心とした動きが必要になります。

②股関節でのジャンプ

 

写真②のジャンプの時と着地の時の膝の位置を見て頂きたいと思います。

ほとんど変化がありません。

これが本来の正しいジャンプといえます。

しかし、この膝の位置が前方に動くことで踏み切る時の下腿部にかかる負担は増大します。

又、その後の着地でも膝が前方に移動して下腿部内側へ大きな負担となり

シンスプリントを誘発することになります。

 

ジャンプ系競技ではこのような動作が何十回、何百回、何千回と行われると

後脛骨筋は大きなダメージをおうことになります。

是非、シンスプリントを予防、又は症状を改善するには

ジャンプの動作の改善と足底のトレーニングをお薦めします。

 

シンスプリントでお悩みの親御様、選手の方気軽にお問い合わせください。

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asukaトレーニングクラブ

トレ-ナー兼コーチ 野島

 

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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