手、指の痺れでお悩みの方は少なくありません。
特に女性に多いのが特徴です。
手指の痺れの大きな原因には
頸部のヘルニア
胸郭出口症候群
手根管症候群
脳卒中、脳梗塞
があげられます。
脳の病気についてはなかなか治すことは難しいです。
しかし、それ以外の頸部のヘルニア、胸郭出口症候群、手根管症候群は
運動で治すことが可能になります。
腕に力を入れない、背筋を強化しよう
頸部のヘルニアや胸郭出口症候群、手根管症候群の特徴として
姿勢が大きな問題になります。そして力が腕や手に入りやすい現象に。
これは末端の筋肉で動作や仕事での動きを頼っている為に、過度な負担が
頸部や腕にかかります。
特に、背筋群が弱く、肩の僧帽筋なども発達していないケースでは
腕で動作を行いがちです。
しかし、腕にはそれほど大きな筋力は存在しません。
又、腕に大きな力をかけると首が緊張しやすくなります。
これは神経支配上、腕を力入れることで首の神経にも
影響を与えます。最近ではパソコンや座位での仕事が多い場合、
身体は前のめりになり、腕や首に大きな負担をかけています。
これが手指の痺れを増長するものになります。
背筋はそれを軽減させる為にもっとも行ってほしいトレーニングです。
背筋は身体を後方に持っていく筋でもあります。
① 背筋トレーニング
写真①でのプル動作でも背中が後方に倒れているのが
わかります。
背筋を強化することは身体を前面にのめりこめない為に非常に重要になります。
また背筋を強化することで腕の力を入れなくても日常の動作を行うことが
可能になります。
写真②デッドリフト動作
写真②のように重量物をあげる動作は日常的に存在します。
しかし、このデットリフトのように背筋を意識して行うことで
腕の力や首に力を抜いた状態で持ちあげることが可能になります。
腕で持ち上げるとその反動が首にきます。
腕の先には方があり腕の緊張が強いと肩があがり首を圧迫することになります。
③首を圧迫する動作
写真③では腕に過度な緊張がある為に、肩が上方にあがり
首を圧迫することになります。
胸郭出口症候群も同じような現象でおきます。
背筋を強化することで体幹部分が強くなります。
そのことが腕の力を抜き、姿勢を安定させることになります。
昔、”力を抜け”ってよくスポーツでは言われきました。
これはまんざら間違った表現ではないと思います。
力が入り過ぎると緊張が強くなり逆に動きが遅くなったり
何でもない動作が出来なくなるからです。
手指の痺れのほとんどが力が入りやすい方が多くみられます。
力を抜くにも出来るだけ、背筋をしっかり鍛えて体幹で安定した姿勢を
つくれるようになりましょう。そうすれば手指の痺れを驚くくらいなくなります。
手指の痺れでお悩みの方、気軽にお問い合わせください。
※当クラブでは手指の痺れを改善するトレーニングを専門で行っております。
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asuka-shinkyup@lapis.plala.or.jp
トレーナー兼コーチ 野島