小児の肩の痛み、腕が振れないは幼児期に行うハイハイトレーニングが有効です。

奈良市のあすか鍼灸整骨院、

パーソナルトレーニングスタジオの

asukaトレーニングクラブの

トレーナー兼治療家の野島竜一です。

 


 

今日は自分のトレーニングは1日オフです。

 

トレーニングは自分の好きなメニューに偏りがちになります。

客観的な視点からのアドバイスやメニュー構成でどのような

メニューにも対応できることがアスリートには求められると

思います。

 


 

今日の投稿は、

小児期の肩の痛みを解消、腕を振れないお子さまの腕を振れるようにするには。

 

もうすぐ、運動会シーズンです。

この時期小学校では運動会の練習が行われています。

ただ、最近は腕を振らずに走るお子様や、運動で肩を痛めるお子様も少なく

ありません。

これは、肩の安定性が不足している為だと思われます。

本来、幼児期に行うハイハイ動作をあまり行わずに成長する

ことで地面からの圧を受けて肩を強化する時期が減少します。この減少が

小児期になると顕著に現れるのだと。

 

腕をついて肩が痛くなる、腕を振ってなかなか走れない。

これは肩の安定性が無いために起こる現象だと考えれます。

特に強度な運動でない限り本来腕をついた程度で肩が痛むことは小児では

ほとんどありません。

また、通常は走る時に腕を振ってバランスをとり、股関節の連動性を高めます。

しかし、腕をほとんど降らないことは本能的に腕を振ることを静止している可能性が

あります。腕を振ることで肩の安定を保て無いために。

このような現象は中学生、高校生になると更に身体の不自然な使い方に

移行する可能性が高く、運動能力を向上することにもなりかねません。

その原因は体幹部で四肢をコントロール出来なくなっていると。

 


 

四肢をコントロールするにはハイハイ動作を練習しましょう。

 

肩を安定、又は腕を振るには肩甲骨の安定と強度を発揮できる

基礎的な体幹力をつける必要があります。

それには、ハイハイ動作を行うことが有効だと思います。

 

ハイハイ動作を行うことで、地面を押す感覚を一番掴むことが出来ます。

もともと人間も四足歩行で地面を押す動作を行い、体幹の力をつけてきています。

ですので、ハイハイで前後に動けるようにしましょう。

そしてこの時に重要なポイントが二点あります。

それは、指がしっかり伸びていることです、指が曲がって地面を押すことは

出来ません、しっかりと全部の指を伸ばし手のひらの部分全部で押す感じが

必要です。

また、二点目は左右対称に動くということです。

右手右足ではなく、右手左足、左手右足といった感じです。

左右交互に行えるようにしましょう。

 

このハイハイが出来ることで肩の安定感は確実に変化します。

これは大人でも同じです。ハイハイ動作はそれほど体幹部を使うのです。

幼児がハイハイで凄いスピードで動けるのはそれだけ体幹力を鍛える

練習を本能的に行っているのです。将来の為に、誰に教わったのではなく

遺伝子にそういう情報が組みこまれているのです。

ですので、しっかりとこのハイハイ動作をもう一度行ってみましょう。

そして、このハイハイが出来るようになれば膝を上げたベアーと呼ばれる

動作が更に効果的です。

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上記の写真での動作がベアーといいます。

この動作を行うことで更に肩の関節の安定感が増す体幹力がつきます。

このように四つん這いでしっかりと動くことが出来れば

肩が強くなり腕を振る動作や運動会で肩を痛めたり、体育で痛めることは

減少します。

 

是非、ハイハイ動作をお薦めします。

 

 


 

小児期の何気ない日常の動作、運動での肩の痛み、腕が振れないなどでお悩みの親御様、

気軽にお問い合わせください。

asuka-sports.com

asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp

0742-22-0120

asukaジュニアトレーニングクラブ

トレーナー野島

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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