競技におけるお子さまの腰椎椎間板ヘルニアの予防と改善方法。呼吸と姿勢を改善しましょう。

奈良市のあすか鍼灸整骨院、asukaトレーニングクラブの

トレーナー兼治療家の野島竜一です。


 

※先週からジュニアトレ塾KIZUAGWAの第2期生の

募集をしております。走る、跳ぶ、投げる、方向転換など

運動能力、運動神経を高めるトレーニングを木津川市で

行っております。

是非、お子さまの運動能力向上、怪我予防に繋がると思います。

気軽に体験してみてください。

 


 

今日の投稿テーマはジュニアスポーツによるお子さまの

腰椎ヘルニアの予防を改善方法についてです。

腰椎ヘルニアに関しまして2回に分けて予防、改善方法を

掲載したいと思います。

実は私も腰椎ヘルニアを発症しとても辛い思いをした

一人であります。

腰椎椎間板ヘルニアの発症原因からお話ししていきたいと思います。

私もそうだったのですが、腰椎に大きな負担をかける

動きや繰り返される腰椎伸展(反る動作)、長時間の同じ

姿勢が腰部の筋を脆弱化させ、筋の緊張を高めることになります。

その結果、腰椎を本来をサポートする筋(横隔膜、腹横筋)の

機能も弱くなり、腰椎の周りにある神経を筋の強い緊張で

圧迫し腰椎ヘルニアへと移行していきます。

腰椎椎間板ヘルニアは腰椎の椎間板といわれる部分が変性し

組織の一部が飛び出したことをいいます。

しかし、腰椎椎間板ヘルニアの痛みや下肢へのしびれなどの

神経症状や歩行時のしびれなどはこの椎間板の変性が原因の

全てとは断定できないといわれています。

 


 

 腰椎椎間板ヘルニアは筋の強い緊張に原因が。

腰椎椎間板ヘルニアの原因は確かに軟骨の変性にも

原因があります。しかし、以前TVで腰椎椎間板ヘルニアの

特集をおこなっていました。その際に町で多くの方を無作為に

選出しMRIをとり腰椎部分を調べた結果、椎間板変性があり

ヘルニアの状態でも痛みやしびれの症状がない方が多くいた

のです。結論からいいますと、必ずしも椎間板の変性=

腰椎椎間板ヘルニアの症状が発症とはならない。という結果

でした。

現在の腰椎椎間板ヘルニアは手術を行ったとしても再発率も

高く手術=治るとはならないとの結果でした。

私も腰椎椎間板ヘルニアを発症した際に手術を薦められました。

その際にドクターに治りますか?と訪ねましたら、再発する

可能性が70パーセントくらいあるとの回答でした。

ですので私自身は保存方法を選択することにしました。

ですので、腰部の痛みや神経症状は筋の強い緊張の改善、

筋の脆弱化予防、姿勢を改善しないかぎり

再発することがあると思われます。

 


 

 改善には姿勢と呼吸が大きな要素です。

本日はまず、腰椎椎間板ヘルニアの症状が発症した際に

ついてお話させて頂き、明日は予防方法やリハビリについて

投稿させて頂きます。

腰椎部分は本来構造的に伸展している関節です。

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ですので、これを更に伸展する動作は腰椎部分の筋にも

大きな緊張がはしります。

特にジュニア期のお子さまは身体が柔らかい為

17~18歳くらいまでは骨は成長しています。

それまでは非常に骨自身も大人ほど固くはありません。

ですので、競技で無理に腰を反る、回旋する動作を

大人以上に行うことができます。

しかし、それは腰の周辺の筋を強く緊張させる結果と

なります。これはあくまでも一つの判断基準ですが

お子さまの腰を見て、色が変色(背部と比べて)、

その部分に毛が生えている(背部には存在しないのに)、

腰部の右と左の膨らみが腰を丸めた時に違う(左右差が

ある)。このような症状がある場合は腰椎に大きな負担が

かかっている場合が私の今までの経験から多いといえます。

 


 

 腰椎椎間板ヘルニアの症状を緩和するには

 姿勢を変える、呼吸をかえることから。

先ほどから何回もお話していますが、腰椎周辺の筋の緊張が

腰椎周辺の神経を圧迫しています。

まず、症状が発症した場合は、姿勢を改善する必要があります。

特に、競技では走る、回旋動作で腰椎を起点とした場合

筋に緊張がはしります。

ですので、腰椎ではなく背部の筋をもっと活性し、股関節

で身体を動かすことが重要です。

それには普段の姿勢を修正し競技に活かす必要があります。

 


 

 呼吸を意識して胸郭をうごかしましょう。

また、普段おこなう呼吸を再認識することも

重要です。呼吸は1日3万回くらいおこなっています。

その呼吸を司るには、横隔膜などの胸部。腹部の筋を

使っています。

この横隔膜の動きが低下すると身体を安定する機能も

同時に失われます。横隔膜には姿勢を維持する

機能もあります。肋骨が上方に開き戻らなくなり

腰椎が更に伸展する状態になります。ですので

呼吸を意識することで横隔膜を正しく使うことで姿勢を

安定することが可能となります。

この姿勢を維持、安定させることが腰椎椎間板ヘルニアの

症状を大きく緩和することになります。

腰椎椎間板ヘルニアは誰もがなり得る状態です。

しかし、その症状を緩和することも自分次第で

可能です。腰椎椎間板ヘルニアでも自分のカラダと

うまく付き合えば競技も普通に行うことは可能です。

私自身も腰椎椎間板ヘルニアの症状が発症しても

競技を行っていましたし、大会に出場していました。

まずは姿勢から改善することをお薦めします。

 

明日は実際のエクササイズメニューなど強化する

部分などをお話していきたいと思います。

 


お子さまの腰椎椎間板ヘルニアの症状でお悩みの

親御さま気軽にお問い合わせください。

asuka-sports.com

asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp

0742-22-0120

asukaトレーニングクラブ

トレーナー野島竜一

 

 

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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