
奈良市パーソナルトレーニングジムのasukaトレーニングクラブ。
今日は7月1日です。
当施設がオープンして丸16年になります。
本日から17年目になります。
今年もクライントの方の健康をお支えする施設でありたいとトレーナー一同微力ながら
お手伝いさせて頂きたいと思います。今後ともよろしくお願い致します。
トレーニングは毎年のように様々な身体のメカニズムが解明され進歩しております。
その為当クラブでも毎年少しずつ新しいメゾットのトレーニングを導入し身体のメカニズムを
正確にお届けできるようにしております。
今日はスクワットの方法について最新の理論に基づいてお届けしたいと思います。
スクワットって皆さんほとんどの方がおこなったことがあると思います。
このスクワットはトレーニングの中で王様と呼ばれているメニューです。なぜこの動作がそう呼ばれるのか。
これはスクワットを制することが出来れば他のメニューはほとんどその応用編になるからです。
スクワットとは
①トリプルフレクション
②全身の運動
③日常的な動作
この3つがあります。
特に①のトリプルフレクションとは3つの関節が曲がるメニュー。
それも3つとも大きな可動性を保ちながら行います。これが他のメニューと大きく違う所です。
3つとは
①股関節
②膝関節
③足関節
になります。
この3つの関節を最大限屈曲することが出来るのがスクワット動作になります。
その為、足首の関節可動域、股関節の関節可動域に制限があるとこのスクワットでは
なかなか本来の形ではないスクワットで行うことが多いのです。
①オーバーヘッドスクワット
よく様々なトレーニング施設などでもテストとして行われる腕をあげてのスクワット。
このスクワットでは今までは脊椎の強さと股関節の可動性、足首の可動性をみるテストと言われてきました。
しかし、このトレーニングもっとも重要になるのは骨盤のヒンジ動作です。
正しい位置でヒンジを行うには最初から骨盤を大きく前傾するスクワットでは股関節よりも腰の伸展が優位になり
代償動作で股関節が屈曲しているように見えます。しかし、これではこのまま20kgのバーベルなどをもつと真っすぐに立つこと
が難しく身体が前に倒れる形で立つことになります。これではこのスクワットのテストとしては
あまりいい形ではありません。この骨盤を前傾せずにニュートラルポジションにするには殿筋と太腿(大腿直筋)、骨盤底筋、
腸腰筋などの骨盤を引きあげる能力のある筋で姿勢をまっすぐにしましょう。
そしてそのまましゃがんでいきます。このとき膝が前に出ても全然問題ありません。
よく膝を前に出さないでしゃがむフォームでは骨盤を大きく前傾することになり股関節よりも腰部への負担が大きくなります
これでは高重量をあげる、地面を押す感覚はなかなか難しいかもしれません。
その為、骨盤を後傾に近い形で下腹部に力をいれ大腿部と殿筋をしっかり意識しましょう。
②③地面を押す感覚を掴むフォーム
写真②③のように出来るだけ地面を垂直方向に押すには、腰を反るような形をとると
重りが前に移動する(バックスクワット)と地面を押すことが出来なくなります。
その為出来るだけ真っすぐに下に降りるイメージでスクワットをおこないましょう。
それには大腿部への意識を緩めないでしゃがむ動作をおこないましょう。
このようにスクワットでは地面からの反力をより効果的にもらう為には
身体を大きく前に倒す動作では腰を痛めることになります。また大腿部を強化することが
スクワットでは最大の目的になります。その為大腿部前面の意識をゆるめることのないフォームで
トレーニングすることで、より筋トレの効果をあげることになります。
是非、スクワットを極めてみましょう。他のメニューにも大きな効果があります。
トレーナー兼コーチ野島