
奈良市ジュニアアスリート専門ジムのasukaトレーニングクラブ。
今日はサッカーでの5mまでの初速をあげる為に必要なトレーニングについて。
サッカーだけではないのですが、速く走るには速く走る技術があります。
最近10年間でスポーツの科学的な理論がとても研究されるようになり
どのようにすれば速く走れるかを研究するチームが増えています。
以前は速く走るのは天性とか素質とかが主にうたわれ、練習ではただ走るだけ
マーカー走やハードルを行う練習が主でした。しかし、最近では走るとはどのようなメカニズムかが解析されています。
速く走るには様々な条件がありますがサッカーやラグビー、バスケットボール、野球などは基本球技での
走力になります。この場合走るには初速をいかに向上させるかが鍵になります。
ではどのような動きが出来ると速く走れるのでしょうか。
①足首の角度
②股関節の動き(引く動作)
③胸郭の動き(胸椎や肩甲骨の動き)
この3つがうまく出来ることで速く走れるこのに繋がります。
まず足首の角度ですが
①足首の角度
②足首の角度のトレーニング風景
写真①は足首の角度についてです。
足首が出来るだけ背屈と言われるような足首がどれだけ曲げれるかが走るときの
まずは一つ目の課題になります。
足首はあまり曲げれないということは地面を押す方向が後方に押せなくなるため出来るだけ
足首は40度程度曲げれることをお薦めします。
②では足首を意識して壁を押すトレーニングになります。
このように壁などを使い足首の角度をまずは徹底的に意識します。足が遅い選手はまず
この足首の角度が出来ていない為、なかなか地面を押すことが出来なくなり
脚で地面をかくようなスタートになります、しかしこれでは速くスタートをきることが球技スポーツでは
出来ないのです。
次に股関節の引く動作です。
③股関節を引きながら壁を押すトレーニング
股関節を引くには出来るだけ膝を前に出すというよりも大腿部を臀部がわに押しこむような
感覚が必要です。
写真③では壁をおして股関節を引きながら脚を入れ替えるトレーニング、この右脚を地面で押すのですが
進行の反対側に脚をひくというイメージが必要になります。
この2つをまずはしっかりと練習しましょう。
足首の角度を決めることでより速く動く準備につながります。
足首の角度と股関節の引く意識を行うことで脚の回転速度が増します。そうすることで
0~5mの初速を一気に向上することになります。
速く走る為には素質や才能ではなく、同じ動作を何回でも出来る反復能力が必要です。その為にも
基礎的な身体の使い方をトレーニングすることをお薦めします。
速く走るにはどれだけ反復練習をつむことが出来るかになります。
是非、正しい動作を身につけて速く走れるようになりましょう!!
トレーナー兼コーチ野島