奈良市 ジュニアアスリート専門ジム/ フィギュアスケート3回転ジャンプ成功の鍵は、身体の使い方を覚えることが大切に!!

奈良市アスリート専門のasukaトレーニングクラブ。

フィギュアスケートにシーズンももうすぐ終わりに近づきます。

しかし,この冬場から春にかけてしっかりと練習を行い来年のシーズンに備えましょう。

フィギュアスケートでは現在では3回転もジュニア世代でも珍しくありません。

特に男子では高校生でも3回転を普通に跳んでいる状況です。

女子でも3回転は中学生でも跳べる時代に突入しております。これは陸でのトレーニングでの

効果があきらかにあると言えるでしょう。

トレーニングはどんな競技でも不可欠です、特に、ジュニア期には身体の使い方を正しく覚えることで

より怪我をしない身体と競技特性に適した身体をつくることが必要になります。

 

フィギュアスケートで3回転を成功するには、まず1回転、2回転のときでもすべて同じ動作で

ジャンプを行う必要があります。ジャンプ成功にはいくつかのルールみたないものがあります。

ルール① 右軸を基本としたジャンプ

これはジャンプの際にどのようなジャンプを行う場合でも左から右に回る場合は

軸を一定にしたジャンプ動作が必要になります。これを踏み込む脚が左だから軸を

変えるとジャンプ動作が種類によりややこしくなりジャンプの姿勢が変化し

今まで跳べていたジャンプを成功できなくなる可能性があります。

 

ルール② 身体の回旋での絞り動作

フィギュアスケートでは身体を絞るという言葉が使われ、身体を出来るだけ小さく閉じようとします。

①身体を絞る動作

この絞るということを腕をたたむことを重要視している傾向があります。

腕をたたむと基本身体の前で行う選手が多いのです、しかし、回転を伴うジャンプでは

身体の前で腕をとじると体重が前方に移動して回転するときに体重バランスが変化し

その結果空中で身体が傾くことになります。

ですので、腕はたたむではなく身体特に胸椎を絞る(回旋する)という動作が必要になります。

 

ルール⓷抜き足を覚える

回転を伴うフィギュアスケートでもっとも難しいのは着地です。

着地の際に片足(右脚)で着氷できるかが問題です。

着氷を成功するには、出来るだけ脚を速く後方に移動する抜き脚が必要になります。

この抜き脚は左足を出来るだけ後方に引くのですが、引く前の段階で

ドーナツスピーンのような姿勢で普段トレーニングすることでより抜く感覚が掴めると

思います。

②③抜き脚トレーニング

写真②③では抜き足のトレーニングです。この動作がジャンプをその場でおこなっても出来るように

なると3回転後のジャンプの時に左足が後方にスムーズに移行することが出来ます。

1回転、2回転のときからルッツフリップでもこの動作を練習することで3回転になっての回転不足などを

解消することになるのです。

 

フィギュアスケートは感覚で跳ぶ時代ではなく、確立されたジャンプのメカニズムを正しく理解することで

多くの選手が3回転を跳べる時代になりました。

是非、ジャンプのルールを覚えた3回転を跳んでみませんか。

トレーナー兼コーチ野島

フィギュアスケート

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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