奈良市ジュニアアスリート専門ジムのasukaトレーニングクラブ。
当クラブでは各競技で全国大会出場を出場する為のトレーニング方法を今日から3回に分けて
お届けしていきます。
今日はテニス。
中学生や高校生で全国レベルの選手になるには様々な条件が必要になります。
特に個人競技と団体競技は大きく違いますが、個人競技の場合は自分の実力がそのまま反映しやすい競技になります。
その中でで全国大会を目指すなら、
(テニスに必要な動作を正確に覚える)ことが重要になります。
テニスでは当クラブでも多くの選手が全国大会に中学、高校で出場されています。
しかし、最初から全国レベルの選手ばかりではありません。
トレーニングを行ない、その選手に必要な動作、トレーニングの強度や内容を伝えて
理解して頂きながら進めていきます。
では具体的にどのようなトレーニングを行うのか。
まず身体の効率の良い動作を現在の動きと比較して修正していきます。
動きは現代スポ―ツではあらゆるメカニズムが解明されているために、
どのような動きがもっともラケットのスイングに影響するか、などが解明されています。
その為ただがむしゃらにスイングの練習をしてもなかなか全国クラスのレベルにあげるのは
難しい。しかし、現在のフォームが動きから修正するポイントを明確にすることで
まず様々な能力を少しずつ向上させていきます。
その後
①動きのスピード
②スイングのスピード
⓷切り返し動作速度
④サーブのときの速度
などに適してメニューを導入していきます。
まず、中学生、高校生の場合は小学生とは違い、ある程度筋力も発達してくる時期になります。
その為、トレーニングの内容もその部分にもフォーカスをあてれる部分もあります。
まずテニスでの競技の特性から速度を全体的にあげるには強い体幹、関節が必要になります。
速度があがるということは身体にかかる負担も当然大きくなるのです。
①体幹強化
まず体幹を強化するには、写真①のようなベア姿勢をとります。このトレーニングの意図は
四つん這いで脊椎を綺麗に真っすぐに出来ることで地面をよりスムーズに押す感覚を掴むことが出来ます。
これが立った状態でも出来るにはまずこのように四つん這いでの姿勢で出来ることで重力に対して体幹の
能力が必要になります。
この①の状態で動くベアウォークが更に出来、姿勢が崩れないと実際にテニスのときにも大きなブレなく
地面を押すまずは基本的な姿勢に必要な体幹力を手にいれることが出来ます。
②立位での姿勢維持の為の体幹トレーニング
先ほどの写真①の動作が出来ると次に立位で負荷を軽くかけるメニューでの体幹のトレーニングを
行います。②では股関節を軽度曲げ脊椎は丸めずに頭から骨盤まで一直線上に維持します。
しかし、上からと下からチューブでの負荷がかかる為、お腹、背中の深部の筋が正しく活動していることで
このメニューでの姿勢を維持することが出来ます。維持する時間は10秒程度でこれを繰り返し行い
10回程度行っても自分の体幹が丸くなったり脚が動いたりしないように出来るとOKです。
⓷ヒップロックで動くイメージをつける
写真③ではヒップロックというトレーニング、動きだす為に必要な動作を獲得します。
ここで重要なのは股関節の伸展と屈曲を同時に行うというこです。
写真では右の股関節が曲がり左が伸展しております。これをプレートを頭上にもちながら繰り返し行います。
これがスムーズに出来ることで地面からの反力をもらい姿勢を維持することが出来ます。
④速く脚を動かす為のトレーニング
写真④では今間でおこなってきたトレーニングのまとめになります。
脊椎の動きを制御しながら、地面を押して脚を入れ替える動作です。
この時頭の位置が上下、左右にぶれないことが大切です。
地面の反力をもらいながら股関節を伸ばす、曲げる動作が10回連続で最低は
10回程度出来ることで、より速く動ける身体をつくることが出来ます。
このような一連の動きを正しく行うことが出来ないと現実にテニスで速く
移動してフォアハンドやバックハンドで打つことは難しいでしょう。
速く動けるということは、自分のベストなタイミングでボールを打つことが出来ます。
その為にも出来るだけ正確な動作を覚えることが全国レベルのスキルを手に入れる
ことになります。
テニスで全国レベルを狙いたい方はまず速く動ける身体づくりを
覚えることをお薦めします。