奈良市 ジュニアトレーニングアカデミー/ フィギュアスケートでのビールマンスピーンを行うトレーニングとは!!

奈良市 ジュニアトレーニングアカデミーのasukaトレーニングクラブです。

このゴールデンウイークはジュニア選手向けのトレーニングについてになります。

今日はフィギュアスケートになります。

当クラブでは海外や東京などのオンラインでのトレーニングもフィギュアスケートの

選手たちとレッスンをしております。

 

今日はビールマンスピーンについてです。

毎回ジャンプの事を記載させて頂いているのですが、フィギュアスケートではジャンプ、

スピーン、ステップなど様々な競技のスキルや表現が得点になります。

当然ジャンプも重要なのですが、ビールマンスピーンについて今日は特化していきます。

 

ビールマンスピーンとは

①ビールマンスピーン

写真①のような手でブーツをもって行うスピーン動作になります。

しかし、このスピーンでは腰への負担も少なくなく、小学生の間が骨も柔軟で行ないやすいですが

中学生以上になるとこの姿勢を行うには身体に使い方がとても重要になります。

これは新体操などでも同じことが言えます。

新体操でもこのような同じ姿勢をとると腰が痛くなる選手が少なくありません。

 

それは、腰で身体の伸展を行うことを繰り返すことで腰を痛めることになります。

このスピーンは基本的に胸椎と股関節の伸展、肋骨などで行ないます。

②胸椎のトレーニング

胸椎を伸展するには、写真②のような胸椎を伸展し腰は基本的には伸展しない状態での

体幹維持が必要になります。

このような姿勢を行う時に腰が伸展しやすい、腰が痛い方は腰部というよりも

胸椎の可動性が強いとこの姿勢ができるのですが、この状態にいくまでに

様々なトレーニングを行ないます。

胸椎のトレーニング

③胸椎のトレーニング風景

写真③では胸椎のトレーニングになります。

このトレーニングでは

まず①胸椎の伸展を行う為に肩甲骨を下げる意識

②お腹に力を抜かないでしっかりとお腹に力を入れて腹圧を高める

③股関節を伸ばすために太ももの裏と臀部に力を入れる

この3つがとても重要になります。

 

この3つを小学生の時には意識せずに出来たかもしれませんが、これが中学、高校になると

骨の成長に伴い、段々と出来なくなります。これは骨が成長とともに硬くなっていくためです。

その為に身体の機能を正しく使うことを意識することが大切です。

写真③ではその意識を行ないおこなっております。

④ビールマントレーニング

写真④では股関節の伸展能力を高めることと、体幹部分を意識させて状態のトレーニング。

この時に重要になるのは、股関節の伸展する力と肩甲骨を下げる意識です。その為には胸椎の可動性が

柔軟に動いてくれることが大切です。

 

今日紹介しているのは一部ですが、このようなトレーニングを段階的に行っていきます。

腰への負担を減らし、胸椎、肋骨、肩甲骨、股関節を正しく使えることで、ビールマンスピーンを

正しい身体の使い方を覚えて行いましょう。そうすればビールマンスピーンはそれほど難しくはありません。

 

フィギュアスケートのジャンプ、スピーンのことでスキルアップを御考えの方気軽に体験してみてください。

 

asuka-sports.com

トレーナー兼コーチ野島

フィギュアスケート

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

同じカテゴリーの記事を読む

この記事を読んだ方は、他にこちらの記事も読んでいます。