今日はゴルフ、それも小学生~高校生のスイングについて。
ゴルフも多くのお子さまをトレーニングさせて頂き、スイングの安定性と飛距離を
特にトレーニング指導しております。
その中で、多いのがスイングのトップにクラブをもっていくまでが
とても腕の力でスイングを始動する選手が多いということです。
しかし、アドレスからスイングする際に腕であげようとすると、
身体はとても窮屈に動きます。これは身体の回旋能力のない部分でスイングを
試みているからであります。
本来、ゴルフや野球でのスイングは腕からというイメージで振りかぶると
力が末端に入り過ぎて毎回スイングの軌道が変わります。その為
良い時と悪い時の差が出ます。これを出来るだけ最小限に抑えるには
スイングの軌道を同じにする必要があります。しかし、腕はとても小さな筋が
あつまっています。
また上腕、前腕をつなぐ関節の肘は伸びる、曲がるしか運動機能がなく回旋という
動作はほとんど出来ません。
しかし、この腕でスイングする意識が強き選手は腕を回旋して身体を回旋しようと
します。しかし、もともと回旋出来ない腕ですから回旋出来ないまま
身体の胸椎の回旋に入るのですが
最初の始動が腕の為、回旋を入る頃には腕の力でクラブは持ち上げられています。
これでは胸椎の回旋をほとんど使用せずに腕と股関節だけでの回旋になりやすいのです。
①胸椎からのトレーニング
胸椎から始動させるには、写真①のような負荷(メディシンボール)などを使い出来るだけ
ある程度の重さを使います。そうすることで腕で回旋することは難しく胸椎から始動する形になります。
ここからスイング動作に入っていきます。
②スイングトレーニング
そうすると写真②のように腕ではなく身体全身でボールを動かすことになります。
トップの位置から動くときも胸椎の回旋かだ始動させ、腕の力をクラブを握る程度(この場合ならボールを
軽くもつ程度)で行います。
そうすると軽く、スイングに窮屈のないスイングを行うことになります。
軌道を同じにするには身体の一番大きくで回旋能力の高い部分で動かすことで
安定感は大きくかわります。これは、他のテニス、野球、バトミントンなどの
競技でも同じことが言えます。
大きな関節から始動させることでクラブはしなるようにスイングしていきます。
小学生から中学、高校になると身体も大きくなる為どうしても力任せで打つ傾向が強くなります。
しかし、力はあくまでも理にかなった動作でこそいきてきます。
是非、胸椎から始動することをお薦めします。
ゴルフスイング、飛距離の事でお悩みの親御様、気軽にお問い合わせください。
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ゴルフフィットネストレーナー野島