今日は夏休み企画です。子供さんの運動能力についてです。
運動能力とは、天性?、才能? 違います。
なかなか運動しても覚えれない、走り方が他の子供さんと違う、スポーツをさせているけど
なかなかうまくならない。こんなご相談をとても多く聞きます。
しかし、これは全て運動能力とは関係ありません。確かにたまに何も教えたないのに
動きのいいと言われる子供さんはいます。しかし、ほとんどが、上にお兄ちゃんやお姉ちゃんがいたりの
ケースが少なくありません。
これは本能的に上の子供さんの動きを見たり、一緒に遊んでいると自然に覚える能力がある為です。
特に、運動の才能とは関係ありません。では、なぜなかなか運動能力が向上しにくいのか。
これは、環境といってもいいと思います。今は、子供さんが一人で遊ぶ雰囲気や川、山、木などの
自然で遊ぶ環境化が現代では難しいことがが大きな要因です。
しかし、当クラブに通われているお子様もそうですが、運動能力は必ず向上します、それも急激にあがる子供さんも
少なくありません。どの時期に伸びるかはわかりませんが確実に能力を向上します。
ですから小学生1年生でなかなか運動がっというお子様も2年生になると驚くくらい
成長するお子様もいます。
ですから心配しなくといいと思います。
しかし、これは運動能力を向上させるためのトレーニングも不可欠です。
運動能力を向上させるには、正しい身体の正しい使い方が重要になります。
何故からだの使い方が重要になるかといいますと、運動とは動作の連続です。
それも多数の関節が連動して動いています。その為、正しい動きを関節や筋に
覚えさせないと動きはどこかでおかしくなります。本来は自然の中での遊びで
習得していくことが多いのです。
そこで大切になるのが身体の使い方になります。
身体の使い方は本来様々な環境化で育ち、運動というパターンに変化して
いきます。しかし、先ほどの述べましたが、動作自体が単調であったり、同じ公園でしか
遊ばないとかでは、動作を習得する数が圧倒的に少なく、それを運動に変換する能力が
大きく育ちません。特にスポーツや体育では普段行わない動作だけに余計難しいと
思います。例えば、走る。簡単そうにみえます。
しかし、走るには様々な動作が多く含みます。
ただ走るだけでなく速く走るならなおさらです。野球でのバッティング、サッカーでのキック動作、
など動き自体が複雑になるとそれの基となる動きが本来は必要になるのです。
しかし、その根本の動きがわからないとバッティング、キック、投球、などをレベルを向上させていくのは
とても時間がかかるのと、あまり正しい動作でないと怪我に繋がります。
最近では腰椎分離症、シーバー病、ジャンパー膝、グロインペイン症候群など様々なスポーツでの傷害の低年齢化して
います。これは正しい動作パターンがわかないまま競技などをおこなっている事柄と繋がりがあると言われています。
では、実際に正しい動作とは、どのような動作かといいますと。
まず、運動を行うには、股関節、肩関節、足関節、胸椎と言われる動く関節と。
頚椎、腰椎、膝関節、肘関節などの安定性をはかる関節の使い方を覚える所から
練習していきます。
①蹴る動作
写真①の蹴る動作では、多くの動作が含まれます。
股関節の曲がる右脚、蹴る足の股関節伸ばす、胸部のねじる動作、肩関節の伸ばす動作、
腰の安定する動作などが。この多くの動作が一連の動作となり蹴るという運動になります。
しかし、この中では特に、前脚の股関節を使う動作や上半身のダイナミックに動く胸椎のねじる動作、
肩関節の反る動作などが含まれます。このような動作を習得するには、
②③ ランジと言われる動作
写真②③ではランジと言われるトレーニングです。
この動作は前脚の股関節を使って行うトレーニングで股関節を正しく使い
体重のバランスを自分の身体の真下に維持することでこの姿勢で止まることが可能に
なります。
③ではその動作に肩の動きが加わります。
先ほどのボールを蹴る動作ではこのような前脚での体重を股関節で支えることが大切に
なりますが、多くの子供さんは膝で体重をささえる傾向にあります。
膝で支えることで、オスグッドやグロインペイン症候群になりやすいと言われています。
運動能力を向上させるには、いかに基本的な動作パターンを覚えていき、それを
自分の中で変換することが出来れば運動能力を誰でも向上します。
当クラブにも今まで多くのお子さまをトレーニングさせて頂きました。
その中でトレーニングをして運動能力が向上出来なかったお子様が誰もいません。
後は、どのように動作パターンをトレーニングし運動に応用させていってあげるかだと
思います。
来週から夏休み。是非、この時期から運動能力の向上させてみませんか。
気軽にご相談ください。
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asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp
トレーナー兼コーチ 野島