
木津川市・奈良市でジュニアトレーニング&タグラグビー教室をおこなっている
トレ塾KIZUGAWA(Asukaラグビー教室)です。
前回から2回シリーズでお送りしています。
当クラブの週末おこなっている教室です。
ジュニア期には様々な競技を行うことがその後のスポーツでもいい影響を及ぼすと言われています。
実際に現在日本のトップ選手でも
小学生、中学生で水泳、剣道、空手、タグラグビーなどをしていて
その後他の競技で日本の頂点まであがっていく選手も少なくありません。
これは小学生3年生~中学3年生くらいまでに習得した身体の使い方の引き出しが多くなることで
身体の様々な使い方を覚えるのです。
競技で必要になるのは確かに専門性の高い動作スキルになります。
しかし、同じ競技だけを行うと特に低学年から同じ競技だとその基礎となる動作の獲得を
出来ないまま専門性の高い動作をコーチから要求されます。
実際には基礎的な動作が出来ないのに、専門性の高い動作は出来ないのです。それを無理に行おうとすると
怪我に繋がるのです。
当スクールでは走ることに特化した練習をまず行います。
体幹を鍛え、どんな競技にでも適応できる動作トレーニングを行い、それをタグラグビーと言われる
競技で実践します。
タグラグビーは低学年では半分おにごっこのような競技ですが高学年や中学生になると
とても展開の速い競技です。頭脳、身体を全て活動して行うことが要求されます。
タグを取られる前にボールをパスする、どこに自分が次フォローにいくのか、
ディフェンスの時にどの場所で待機していくのか。とても展開が1秒単位で変化し
大人でも対応するのが難しい競技です。その為、実践では頭脳を使い、自分の位置を客観的に理解する能力と
フォローへのスピード、ステップ、そして0~5mの瞬発的な速度がとても重要になる競技なのです。
この瞬発的なスピードをあげるには、ただ走るだけでの練習やラダーやミニハードルの練習では足は速くなるのは
厳しい。
それは走るには走るメカニズムを覚えることが必要と短距離を専門で走るタグラグビーでそれを実践できるのです。
その為5mまでをどのようにして走るか。それが大きなカギになります。
走るにはまず足首の関節を強くする、そして足裏の感覚を鋭くする。
そして走るには地面を押す位置がとても重要です。ラダーではつま先とトントン走る癖をつけると
走る時に過度なつま先で走る、又は踵から接地して走る子供さんが多くその癖をまずは
修正する必要があります。
①走る姿勢と踵の位置
速く走るには踵が空中で臀部の下に位置して脚が前に出る必要があります。
写真①では壁をつかった走るトレーニング風景です。実際に練習で壁や鉄棒でこのような脚をどの位置に
あるかを練習します。
このように走る為の動作を足がどの部分を通過するか、それらを練習してからミニハードルやラダーを
行うことでよりミニハードルやラダーでの価値をあげることになります。
実際に小学生4年生くらいで7秒台で走る選手もいます。
走る練習は基礎的な動作を覚えることで速く走ることが出来るのです。
これらを年間を通じて計画して練習し各競技やタグラグビーで実践していきます。
競技で活かすためには、走る時に場面、例えば動きながら急激に速度をあげることや
止まった所からの走る練習など場面、場面を想定して練習を行うことでより
素早い動作を各競技で活かせることになります。ジュニア期では様々な運動スキルを覚えましょう。
それが結果中学以降高校、大学で更に進化する糧になります。
コーチ兼トレーナー野島
奈良から世界を狙う選手を