奈良市フィギュアスケート専門トレーニングジムのasukaトレーニングクラブ。
今日はダブルアクセル、ダブルサルコウ、ダブルルッツを跳ぶトレーニングについて。
まずフィギュアスケートでのジャンプの種類を確認しましょう。
ダブル系のジャンプでは、アクセル系以外は全て後方に滑って跳ぶジャンプになります。
①アクセルジャンプ
②トゥループ、サルコウ、ルッツなどのジャンプ
この2つが大きく種類がわかれます。そのなかでルッツとサルコウのジャンプは
基本後方からすべりながら跳ぶジャンプになります。
このなかで理論として覚えておくことがあります。
フィギュアスケートでのジャンプでは良くジャンプを高く跳べばすべてのジャンプを可能であると思われがちで
ジャンプの練習を頻繁に行います。
しかし、高さを求めるジャンプをおこなっても回転を伴う、ジャンプでは高く跳ぶだけではジャンプを行うのは
限界があります。シングル系のジャンプであれば高さを伴うだけで跳ぶことが可能ですが、
ダブル以上のジャンプではそう簡単にジャンプを跳ぶことは出来ないのです。
回転を伴うケースでは、ジャンプは高さと回転を両方する必要があります。
その中で回転を伴う場合、フィギュアスケートでは左側に回転を行うとう原則があります。
稀に右側に回旋を行う場合もありますが、そのケースがほとんどないので、特に今回は左側での回旋をメインに行います。
左側での回旋を伴う場合、全ての回転を右軸で行う必要があります。
このことをまずは確認しましょう。
右軸で回転を行う場合、基本左脚で踏み切るケースでも右脚で踏み切るケースでも
全て同じ軸回旋を行わないと様々な種類のジャンプを跳ぶことが出来ません。
またアクセル系ジャンプでは
主に
①腕にスイング速度、脚の回転速度、右脚の伸展の速度などが求められます。
①胸椎の回旋速度、特に左の腕の使い方、股関節のプリエ動作、右脚の伸展と左脚の抜き足が
求められます。
このような条件化でジャンプ練習を行わないと
トゥループは跳べた、でもサルコウが跳べないなどの少し跳ぶ形が変わると跳べなくなるのです。
しかし、本来はジャンプではそれほど多くの種類があっても身体の使い方は大きな変化は無いのです。
ジャンプではまずどのジャンプを跳ぶがアクセルか後方から跳ぶジャンプかの2つから大きく分けて
トレーニングしましょう。
基本ダブル系のジャンプは全員正しく練習すれば跳べます。
当クラブも小学生1年生~大人の方が来られていますが
全員ダブル系ジャンプは練習すると跳んでおられます。
ただ、3回転以上のジャンプにはここから更にもう一段階行うことがあります。
しかし、2回転系ジャンプであれば身体の使い方を正しく行うことで
サルコウもルッツもアクセルも跳ぶことは可能です。
是非、正しい身体の使い方を習得してフィギュアスケートを楽しんで欲しいと思います。
フィギュアスケートでのジャンプトレーニング専門コーチ野島