奈良市ジュニアアスリートの専門ジムのasukaトレーニングクラブ。
今日はハンドボールでの動きについて。
以前から中学、高校、大学のハンドボールの強豪選手を指導しております。
インターハイ、インカレなど全国大会に出場する選手のトレーニング指導をおこなっております。
そのなかでハンドボールでの動きについて。
ハンドボールではシュートを打つまでにフェイントを入れたり様々な動きが求めらます。
その中でもっとも競技として必要になるのはクイックな動きです。
これは攻撃でもディフェンスでも言えることです。
動きが前、後ろだけでなく、横の動きやジャンプなどの縦の動きがあるため
速く動けることがとても重要です。
その為には必要な動作ドリルが必要です。
①パワーポジションからのスタート
②ターンオーバーでの身体の入れ替え動作
⓷ステップなどの相手を抜くスキル
このような動作スキルが必要です。
これらの共通しているのが脚の動きになります。
速く動く為には、脚を速く入れ替えることが必要になるのです。
ハンドボールのようなボールを持って自在に動く場合、股関節の切り返し動作がとても重要になります。
これが基礎として出来ないと速く動くことは出来ません。
①②股関節の切り返し動作
動くときに一番重要なのは膝下ではなく膝上の股関節の回旋動作になります。
股関節と膝では同じような動きをしているように見えますが実際は膝下はほとんど動くことがないのです。
これを膝下でコントロールしようとすると速く動くことが出来ないのです。
それは左右を速く動くにはそれに適応した関節運動が絶対条件になります。
それが股関節と胸椎の連動になります。
その中でも股関節の写真①②のような左右に向く動きが連続で動く速さが必要です。
このとき、膝とつま先の向きが同じであることが条件になります。
この運動をピボットといいます。これがまず出来ることで左右の切り返しや
1回転するターンなどの礎となります。
この動きが連続で30回~50回程度を速く出来ることで、この後の動きがとてもやり易くなります。
ハンドボールでは右からすぐに左方向に左からすぐに右にとクイックに動く動さがとても要求され
それに対応できないと相手ディフェンスをかわしてシュートまでいくのが難しくなります。
股関節のこの切り返し動作を練習し
実際には
⓷④股関節で動くドリル
写真③④のように一瞬で方向転換できるドリルを習得することが必要です。
方向転換をいかに速くするか、これがハンドボールでの動きの鍵になります。
ここから更に速く前方に動くには
脚を速く入れ替える動作が必要になりますが、これも膝下ではなく股関節の動きが
必要になります。
⑤⑥股関節で前方に切り替える動作
写真⑤⑥ではパワーポジションから急激に速く動いて横方向に移動しています。
このとき股関節の入れ替えをいかに速くするか。それにはスタートするときに
股関節で動かすイメージが必要です。
ハンドボールでは、膝や足首の怪我も実際に多くあります。これは膝下で動く習慣でのトレーニングが原因です。
しっかりと股関節を使い動かすことで、より速くよりクイックに動くことが出来ます。
ハンドボールでの動きを速くしたい方は是非、股関節を動かすトレーニングを!!
トレーナー兼コーチ野島
asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp