奈良市 パーソナルトレーニングジムのasukaトレーニングクラブです。
当クラブにも格闘技や武道を行う選手がトレーニングに来られます。
私も以前格闘技をおこなっており、すこし経験があります。
柔道と空手をすこし。
この格闘技で必要な身体の使い方として、引く動作を押す動作が同時に行うことが
多いのです。実際に空手などの打撃系の格闘技では打つのと引く動作が同時行われています。
これは身体を半身にすることでより強い打撃を行うことになります。
この半身になるには、股関節の回旋と胸椎の回旋が行われます。
この回旋動作が身体の捻りにつながり大きなパワーになります。
①柔道での払い腰
これは様々なシーンで、見られます。この①の柔道での払い腰でも実際は左で相手を引いて
右手で押す形になっています。
②キック動作
②でも右手で身体を引き、左で押す動作になることでより右の股関節に体重をのせてキックを
行なうことになります。
このように格闘技では引く動作と押す動作を同時に行うことでより強い回旋を
生み出すことになるのです。
その為、格闘技でのパフォーマンスアップには確かに基礎的な筋力も必要です。
しかし、中学生、高校生くらいでは、この押す、引くとう連動動作を
トレーニングすることでより、格闘技の技での速度や威力を増すことになります。
⓷押す&引くトレーニング風景
写真③では右手で壁を押していますが同時に左腕は引いています。その為身体は半身になり
左腕はほとんど見えません。これが左の股関節の回旋を更に増加させることになるのです。
このように格闘技だけではありませんが、押す動作と引く動作を同時に行うことを意識することで
より効率的に技を出すことが出来ます。
また、この押す&引く動作がうまくなることで、股関節に体重をしっかりとのせることが出来ます。
⓷押す、引くトレーニング
自分の体重をのせたい反対の腕で押すことでより股関節に体重をのせることができるので
股関節への体重をしっかりのせることはその後の地面からの反力をもらって様々な技に繰り出すことに
つながるのです。
④股関節と骨盤の動き
⑤⑥股関節の動きトレーニング
股関節と骨盤を動かすトレーニングを④~⑥ではおこなっています。
この股関節を動かすことが出来ると体重をのせることが出来ます。この骨盤と股関節を動かすことを
意識する練習として⑤⑥の膝立ちでの練習をお薦めします。
この押すと引くという動きは普段なかなか意識しないのですが
正しく使うことで技のかけかたが大きく変わります。
是非、押すと引く動作を練習しましょう。
トレーナー兼コーチ野島