奈良市アスリート専門ジムのasukaトレーニングクラブ。
速く走ることは才能?
違います。
走ることは誰でも速く走ることは出来ます。
しかし、速く走るには、それに基づく動作を覚える必要があります。
小学生1年生で運動会で最下位、2年生で6人中5位、3年生で6人中1位。
こんなケースが少なくありません。
何故、1年生~2年生では下位だったのに、3年生で1位にそれも2年生の時に負けている
子どもさんも含まれていたそうです。
これは動作の変化です。
ほとんどの小学生は走る時の動作として膝が下方を向いています。
その為、踵が自分のお尻の斜め後方にあり地面をかくようなスタイルで走ります。
踵が自分のお尻より後方で走ることで地面を押す反発をもらうことはほとんど出来ません。
これでは脚の長い選手なら多少速いでしょうが、そうでない選手なら速く走ることは
不可能になります。これは動作のルールが関係しております。
①ミニハードルでの身体の使い方の練習
写真①はよくサッカーなどのチームで行う、ミニハードル。これってどうのような意図で行うか。
ミニハードルを越えるには動作のルールを守る必要があります。
おおよそ、30センチ程度の感覚でミニハードルは通常設置されます。それよりも短い26~27センチといった
自分の足の長さを基準に設置します。その為ミニハードルを連続で超えるには膝が自分の腰付近の高さにあることが
大前提になります。
このミニハードルを越えるには
①腰の高さまで膝をあげる、膝の向きは前方
②足の踵は自分の臀部の真下付近にあること、そしてそこから真下を押す。
③腕の振りは脚よりも速く回転させる。肘は身体の後方にあること。
④体幹部分が基本まっすぐになり猫背、腰反りはしない。
この4つが基本となります。
これがミニハードルを行うとき行うと、綺麗な姿勢で素早く動いていけます。
この動作が基本的には速く走るヒントになります。
ミニハードルを行う=速く走るではなく、
ミニハードルを行う=動作の連動を習得できる
ことになるのです。
では、これを踏まえて速く動く為のトレーニングを行ないましょう。
①~④を行ないましょう。
基本は同じです。特に注意は膝の位置、踵の位置です、これがしっかりと
思うような所にくると速く走ることになります。
競技なんでも問題ありません、サッカー、ラグビー、野球、テニス、ハンドボール、ラクロスなんでも
速く走るには、この動作のルール覚える選手が速くなるのです。
先ほどの小学生の例も同じです。
運動会で速く走る、運動会はほとんど50m~100mくらいです。
この距離を速く走るには、この動作のルールを毎日5分でもいいので練習してください。
たった5分です。5分練習することで、速く動くことになります。
先ほどの小学生も1日5分を週5回練習していました。
それを実行することで、速く走る動作のルールを習得できたのです、努力はかならず結果が出るとは限りません。
しかし、1日5分でも練習することで自分の動作の感覚を覚えることができるのです。
努力に勝る天才なし。
才能などは、私が今迄見てきたアスリートで全国大会で優勝する選手などは
この努力を惜しみません。速く走るのも才能ではなく、動作のルールを覚えてしまえば誰でも速くなるのです。
運動会くらいかと思う方もいますが、子供にとった今まで下位で走っていたのが一位になるのは
子どもの中ではとてもつもなく嬉しいことなのです。
速く走る為には動作のルールを覚えましょう。
出来れば1日5分は練習しましょう!!ぐんぐん速くなります。
トレーナー兼コーチ野島