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奈良市 ジュニアアスリート専門ジムのasukaトレーニングクラブ。
3連休最終日ですね。奈良は昨日から雪で今日も寒い1日です。
今日は水泳についてになります。
水泳も最近では陸トレをしっかり行うことで競技力向上に繋がることがわかり
ほとんどの選手が陸トレをおこなっております。
特に肩、胸椎、股関節の可動性に問題があると実際の泳ぎだけの練習中に
肩、腰などの痛みを発症することも選手にはすくなくありません。
特に小学生、中学生で痛みが肩や腰にある場合は注意が必要になります。
本来小学生では筋肉痛というものはほとんどありません。
身体のどこかの関節や筋を痛めている場合があります。その場合はまず動作を確認してからの練習をお薦めします。
泳ぐ動作は本来陸で出来ていないと水中では更に大きな負荷が身体にかかるため実際は出来ません。
泳ぐということは身体に負荷がかかった状態で行う為、しっかりと泳ぐ動作がまず陸で正確に出来ているかが問題です。
陸で動作を正確に行うことが実際には水中での泳ぎに繋がっていきます。
特に姿勢が普段から崩れている選手が泳ぐ時だけ水泳の泳ぎですべて適応できるかというと
それは難しいのです。
競技では普段の生活の動作スキルから導かれた動きを学びそれが競技という特殊な動作の応用につながります。
その為普段の姿勢や身体の使い方にエラーがあるとそれは競技にかならず影響を及ぼすことになります。
①②股関節の運動スキル練習
まず行いのは股関節の動きです。
水泳ではどの種目でもすべて股関節の動きが大切になります。
股関節の屈曲、伸展が出来ないと現実にはキック動作が不十分になります。
写真①→②では股関節のヒンジと言われる動作を腕を上にあげた状態で行います。
この動作がスムーズに出来ないとバタフライでのドルフィンキックが正確に出来なくなります。
⓷胸椎から肘をあげるイメージ
バックでもクロールでも小学生に多いのは腕をあげようとするフォームです。しかし実際は腕ではなく
肘をあげるイメージが重要になります。腕をあげようとするとどうしても肘が下がる為に
肩関節が上手く回旋することが出来ません。しかし肘からあげる意識で腕をあげると肩関節への動作が
スムーズになりバックやクロールのときに腕を回旋しやすくなるのです。
これは腕を回す意識が強いと肩関節におこる内旋、外旋と言われる動きがうまく出来なくなり肩がロックするような
感覚になります。また更に言えば胸椎の伸展を入れてから肘をあげると更に肩関節を回旋しやすくなるのです。
腕を回す動作は普段はほとんどありません。その為どうしても腕(前腕)からあげるような形で泳ぐと
いずれ肩に違和感を感じることになります。
胸椎伸展→肩回旋となるため、腕を先にあげる意識が強いと
胸椎屈曲→肩回旋になると身体の構造上腕は周りますが不十分な回旋になります。
④⑤胸椎で身体を動かすトレーニング
胸椎の身体を動かすと写真④のように自分の身体が半身の状態になります。この状態まで身体の
特に胸椎に伸展、股関節伸展を行うことが出来ないと水中では更に可動域が限定されてしまいます。
泳ぐうえでは、胸椎の回旋は必須といえるでしょう。
クロール、バック、平泳ぎ、バタフライすべて、この胸椎の可動性、股関節の可動性が
正常な位置まで動かないと水泳での記録更新には影響します。
是非、正しい身体の使い方を習得して全国レベルの選手を目指しましょう!!
今はまだ使い方をしらないだけで、記録が伸びないかたも諦めないでください。
動作が変わるとパフォーマンスも変わります。
トレーナー兼コーチ野島