奈良市ジュニアアスリートトレーニング専門ジムのasukaトレーニングクラブ。
今日は競泳です。
特に小学生高学年から中学生向けのトレーニングについて。
競泳では、小学生で全国レベルでも中学生で突然、タイムが落ち、
その後全く記録も更新できず競泳を断念する選手が中学生で少なくなくありません。
この大きな原因は、泳ぎすぎとそれに伴う、怪我です。
特に、肩、腰などの傷害。
しかし、練習量を増加させることで、記録を更新できると思い、
練習量を増やして、身体の使い方などをトレーニングしないまま競技を行う選手は
少なくありません。その結果小学生で全国大会に行けても、中学ではそれほど記録が伸びず
結局、そのまま選手コースから外れる選手は少なくありません。
ジュニア期に必要なのは、練習量ではありません。これは世界的な強豪と言われる
欧米では選手にそれも小学生~中学生で毎日泳がずことはしません。
それは身体が出来ていない時期に過度な練習は疲労を大きく蓄積して、その結果
身体の様々な所に炎症がおきてきます。
中学生1年生、小学生5,6年生で肩が慢性的に痛い、膝が痛い、腰が痛いは
基本ありえません。
それを見過ごして過度な練習を行うことでフォームが崩れ結果記録は伸びません。
このようなケースは今までも多く見てきました。
怪我があることが慢性的になっていることは、本来、その泳ぎ方はエラーが出ているという証拠なのです。
身体の痛みはフォームにエラーが出ない限り本来子供には出ません。
現在、小学生高学年~中学生で肩、腰、などに痛みがあるならそれは泳ぎ方の問題で、
子どもさんの問題ではありません。フォームを基礎からトレーニングすることが必要になります。
競泳のような個人種目の競技ではどうしても、個人個人での体調管理がとても大切です。
特に、痛みなどが少しでもあれば、原因をきちんと解明して練習を行うことが現代スポーツでは
とても大切になります。
最近の勝利至上主義がいいとか悪いとかではありませんが、小学生から毎日練習することで
本当にその方法がいいのかを見直す機会だと思います。競技は基本楽しむものです。
週6~7日も泳いで本当に楽しいのかどうか。
まずは身体の動かし方を正しく覚えて、陸でのトレーニングと水中での練習をうまく
行なうことで、より高校生以降も水泳を出来る身体づくりを行うことが本来は必要だと感じます。
泳ぎが変われば楽しく、でも記録を更新することが出来ます。
動かす関節、全身の連動性をしっかり陸でもトレーニングすることは沢山あります。
現に現在の競泳では陸でのトレーニング無しでの記録更新は無いと言われています。
陸で正しい身体の使い方を中学生まではしっかり行いましょう。
痛みがない身体づくりを行うことで、その後の競技人生にも大きく影響します。
では、具体的にどのようなトレーニングを行なうのか。
次回に詳細をお届けしたいと思います。
水泳で記録が伸びない、肩、腰に痛みがあるなどでお悩みの方は気軽に動作トレーニングを体験してみてください。