奈良市ジュニアトレーニングジムのasukaジュニアアカデミーです。
今日は競泳です。
冬までも競泳界は毎月のように大会があります。
特に最近では、短水路の競技会もあり大会は少なくありません。
その中でこの冬場から春にかけて寒い季節ですがしっかり陸でのトレーニングを併用することで
タイム、記録更新につながっていきます。
特に小学生高学年から中学生にかけては、泳ぐ距離も大切ですが怪我をしない身体づくりはもっと
重要です。
この小学生高学年~中学生にかけては成長期に入り、様々なスポーツ傷害が多い時期でも
あります。しかし、ほとんどが身体の使い方をマスターすることで改善します。
今日はフリーの自由形についてのトレーニング方法についてです。
小学生高学年に入ると記録がなかなか伸びないケースも少なくありません。
これは体型が大人に近づくにつれ今迄使っていて関節が少しづつ硬くなり今間までのような柔軟性に欠けることが
原因の一つです。
特に、腰、肩などのスポーツ傷害が競泳でもすくなくありません。
クロールを泳ぐ上で重要になるのは、胸椎の運動能力です。
この胸椎ではなく腕に頼る泳ぎ方をすることで肩や腰への影響が大きくなります
まず泳ぐうえでは身体が半身のような姿勢になることで、水中での抵抗を抑えることになります。
①半身での泳ぎ
写真①のように片方の手は前方の水中を捉え、反対の手は後方にあるとき、身体を回旋しています。
このような回旋動作をして進んでいきます。しかし、この回旋動作を大きく出来ることで、回旋したときの
前方の手の位置は大きく前に進むのです。
これが自分の頭に近い位置で水中に手が入るとストロークの回数が当然多くなります。
このスクロールを少なくするには、1回のスクロールで大きく前方に進む必要があります。
しかし、ここで問題なのは胸椎の回旋で泳ぐ意識があると腕は大きく前に進みます。しかし、
腕で泳ぐイメージで泳ぐと胸椎の回旋動作が減少するためになかなか前方に進みません。
その為小学生高学年~中学生にかけてこの胸椎の回旋動作に制限がかかりだすと
当然ですが記録がなかなか伸びないという現象になるのです。
ですのでよくあるお問い合わせに中学生になって泳ぐ距離はかなり泳いでいるのに
タイム、記録がなかなか伸びない。このようなご意見は少なくありません。
これは選手、子供さんの能力ではなく身体の使い方に変化があったことが多いのです。
現に小学生で記録を更新し続け、中学生から記録が伸びなくなり、その後高校1年生から
トレーニングにこられ高校2年にはインターハイに出場した選手もいます。
この選手も身体の使い方が腕中心、腰中心になり上手く身体が使えていませんでした。
②③ 胸椎の回旋トレーニング
写真②③では骨盤を静止した状態で胸椎の可動性を行うトレーニングです。
胸椎が回旋すると片側で45度は回旋が可能になります。
④⑤ バランスボールでのトレーニング
写真④⑤ではより泳いでいるイメージでのトレーニングです。
このようにしっかりと胸椎を回旋して尚且つ自分の体幹バランスを保つトレーニングを
行ないます。
簡単そうに見えますが、しっかりと同じフォームで行うには胸椎の回旋と強靭な体幹を必要とします。
このように胸椎の回旋トレーニングを陸上でもイメージして行うことは
水中で必ず活きていきます。
是非、フリー(クロール)でのタイム向上とお思いの親御様気軽にお問い合わせください。
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トレーナー兼コーチ野島