リハビリトレーニング、脊柱管狭窄症を改善するトレーニングについてです。
脊柱管狭窄症では腰の痛み、脚のしびれ、などが発症します。
また長時間の歩行などが困難になり一度立ち止まり腰を丸める動作を行いながら
歩行を行うことになります。
大きな原因は加齢によるものでおおよそ50代、60代以降の方に多いのが特徴です。
脊柱管自体が狭くなり様々な神経を圧迫すると言われていますが、
基本年齢を重ねると少しづつ脊柱管は狭くなります。
しかし、60代以上の方が全員がこの症状がでるかというとそうではありません。
腰への負担が大きく、なかかつ背中の筋肉が大きく低下すると脊柱管に大きなストレスと
なり神経を圧迫することになります。
ですのでリハビリをすれば改善できる傷病になります。
では、どのようにすれば脊柱管狭窄症から改善することができるのか。
まず
①背部にはる前鋸筋と言われる筋の活性です。
②腹部のインナーマッスルの強化です。
③股関節の可動性の獲得
この3つが大切になります。
腰部への負担はおもにその前後の関節になります。
となると、胸部の関節と股関節になります。
その胸部を安定させるのが
①の前鋸筋と言われる筋になります。
この筋は肩甲骨を安定させるだけでなく、胸椎を伸展させるとても重要な筋で
この筋が強化できていないと肩甲骨が上部にあがり、結果猫背になることになります。
当然猫背になると腰部をその反動で伸展し腰への負担を増大させることになります。
また、この股関節部分の可動性を腰へとても大切なポイントになります。
①股関節の可動性
股関節は本来写真①くらい曲がります。
②動物の股関節
股関節は本来曲がっているのが動物では当然になっています。その為人間も
股関節は本来曲がることが出来て当然といえます。
写真①でみて頂きたいのは脊柱のラインが曲がらずでも股関節が曲がるということです。
写真②の動物の写真でも同じ姿勢がみられます。
このように股関節の屈曲運動すなわちヒンジと言われる蝶番動作が出来ることで
座る、歩行、階段昇降、物をもつなどの日常動作に繋がるのです。
しかし、股関節のヒンジ動作が出来ないとその部分をどこかで代償する必要があります。
この代償動作こそが、腰になるのです。
股関節で出来ないことを腰で全て行うことで腰部への負担はとてもつもなく大きくなります。
これが腰への負担を大きくさせる原因の2つ目になります。
この胸部、股関節の動きが出来にくくなるのがだいたい50代~60代くらいになります。
これは普段から運動が歩行だけ又は運動教室に通っている方に多いのです。
運動があくまでも、正しい動作で行うことで効果があります。
しかし、我流で行うことは逆に可動性を獲得できないフォームや代償動作で別に関節に負担をかけて
運動を行うケースが多いのです。
これでが運動をしても脊柱管狭窄を予防又は改善することは難しいと思います。
正しいフォームを身につける。正しい関節、筋肉の動きで運動する。
これが出来れば脊柱管狭窄症は改善します。
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トレーナー兼コーチ 野島
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