
奈良市ジュニアアスリート専門ジムのasukaトレーニングクラブ。
昨日は滋賀県の大津市にタグラグビーの試合の為、交流戦に参加させて頂きました。
とてもすばらいいグラウンドとレフリーの方や大津市のタグラグビー委員会の方とても
フレンドリーな感じでとても楽しい1日でした。
レフリーの方が子供達に声をかけて出来るだけ緊張しないようにして頂く姿をみて
見習う所があると思いました。
自分がレフリーをする時も、見習うべき姿勢が沢山ある1日でした。
タグラグビーでもそうなのですが、ラグビーの中学生から高校生で速く走るには
走る動作を正しく習得することが大切です。
特にラグビーの場合、ボールをもって走る姿勢が高い選手がいます。
しかし、急激にトップスピードになるには姿勢があまりにも高くなり地面に対して垂直になりすぎると
身体がおきあがり過ぎて脚の回転があがらなくなります。
その為、なかなか脚が速くならないという現象になります。
ラグビーやタグラグビーではボールをもらってから5mくらいまでが勝負です。長くても10mくらい。
この距離感で抜けないとなかなか相手につかまってしまいます。
その為にはボールをもらう寸前に一気に加速する必要があります。
①姿勢が高い位置でのスタート
写真①ではボールをもらった瞬間がとても身体がおきがっているために地面を押す感覚がなく
脚をあげているイメージになります。しかしこれでは地面を押すというよりも脚をあげているために
地面からの反力を貰えずなかなか速く走ることが出来ません。また姿勢が高いために風の抵抗も受けます。
理想は45度くらいの角度でもボールをもらえる姿勢です。
②45度くらいの姿勢でのスタート
写真②では走る時に45度程度の前傾になっています。
このくらいの傾斜角度があることで、ボールをもらう際に体重が前脚にかかります。
その為、より地面を押すことが出来、地面反力をいかしながらスタートすることが出来ます。
このようなスタートを行うには少しトレーニングを行う必要があります。
③④走り出しのトレーニング
走る時のスタートでは、走り出すときの角度がとても大切になります。
特に姿勢が過ぎにおきあがる選手は脚をあげる意識が強いのです。しかし実際は脚をあげるというよりも
地面を脚で押す、そして上げるがほど同時に意識することで脚の回転速度をあげることになります。
走る時に姿勢を維持するには地面反力と地面から脚を引きあげる力を両方意識することで脚の回転が速くなります。
その為には写真③のような姿勢からまず地面を前脚で強く押します、その後後方の脚を速く引き上げることが出来ると
脚の回転ドライブがあがります。
速く走るには脚の回転速度が0~10mまでにどの程度あるかが問題です。
どうしても姿勢が高くなり脚を高くあげる選手は回転速度が遅いためトップスピードにのることが
出来ません。
その為低い姿勢で脚の回転をあげるには、地面を押すと同時に脚を引きあげる感覚で走る練習を
行う。そして脚の回転を意識するために、あまり脚を前にださないで走ることが必要です。
是非、ラグビーで速く走るためには出来るだけ脚の回転速度をあげることを意識して歩数を多くてもいいので
遠くではなく出来るだけ身体から近い所に足裏がつくように練習しましょう。
トレーナー兼コーチ野島