今日は速く走るトレーニングについての
最近の傾向と当クラブで実践して速くなっているトレーニング方法について
です。
最近の100mなどでの腕の振りでは腕を後方に引くという意識は間違っていないのですが
胸椎をうまく回旋出来ない為に速く走れないケースがあります。
腕を後方に振ることと、肘を後方に伸ばすことは少し違ってきます。
肘を後方に伸ばすと現実的には肘関節の動きと肩関節の動きだけになります。
しかし、本来は胸椎の関節の回旋が必要不可欠になります。
腕を速く引くことで脚の回旋は確実に速くなります。しかし、100m走では
肘を伸ばすだけでは30m付近から腕のスイングが遅くなり現実的には
走る速度も減速することになります。
毎日様々な100mの選手や世界で活躍している選手の走り方で
共通してきているのが、腕の回旋を出来るだけ自分の体側から前に出すという
イメージです。そうすることで腕ではなく胸椎の回旋を使って走ることが出来ます。
これはラグビーなどのボールを持つ選手でも腕を横から前に動かすイメージで走っています。
陸上でも同じケースで走る選手が昨年のインターハイ100mを制した選手も同じような
走り方で脚の回転速度が落ちないで最後まで走り好タイムを何回も記録しております。
腕を以前は後方に引くというイメージで走ることで身体の胸椎の回旋が生れやすいと
私も感じていました、しかし、更に進化したケースでは腕を横から前方に押しだし
腕を回内してスイングする、このスイングで腕のスイング速度は更に劇的に速くなります。
①②横からのスイング
写真①②では横から腕を前方に出すスイングです。
なかなか見慣れないのですが、腕を後ろに引かない訳ではありません。
腕を、前に出すイメージで手の平が自分の方を向いているのがわかります。
手のひらを自分の方に向けることで胸椎の回旋動作が入るので身体の軸から
腕を回旋していることがわかります。腕を後方に引くことを間違いではありませんが、
胸椎で肘を後方に引くことをよりわかりやすくするには、横から腕を前に出す
イメージの方が自分でも幾度も試してみて脚の回転速度により速く感じました。
でんでん太鼓のように軸回旋を行う、末端の腕は出来るだけ力を抜くには
このような走り方が理にかなっていることがわかります。
胸椎の回旋のスピードがあがることで脚の回転速度は飛躍的に向上するのと、
軸回旋で走る為に後半例えば100mでのラスト20mからのスピードの減速速度を
抑えることが出来ます。
速く走ることを続ける競技、サッカー、ラグビー、バスケットボールなどでも
継続して速く走るには、この腕の振りはとても重要になります。
是非、腕の振りを変化させて速く走ってみませんか。
速く走りたい、速く動きたい、100mのタイムを少しでもちじめたい、などで
お悩みの親御様、選手の方気軽にお問い合わせください。
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明日から速く走る競技特集が始まります。
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