今日はスポーツ障害を治すトレーニングです。
肩の障害を改善するトレーニングです。
スポーツ障害を考えるトレーニング、
肩関節の障害には肩の脱臼や肩の捻挫があります。
しかし、実際には肩関節の怪我は長期化することや
手術適応になることが少なくありません。
この肩の障害を改善するには肩だけでなく、背筋や
体幹部分の強化が重要になります、
肩は通常の場合でもストレスを感じやすい部分です。
肩は脚と違い地面につく時がほとんどありません。その為に
肩の関節は常に腕の重量との抵抗と重力がかかる為に、肩には大きなストレスがかかります。
肩を怪我する要因として投げる動作や、地面に直接打ち付けるような
行為で痛めることが多くあります。
野球、テニス、バトミントン、バレーボールなどの競技で痛めることが少なくありません。
脱臼では一度脱臼をすると癖になりやすく、また肩のインナーマッスルは怪我によりかなり脆弱に
なるために普段の何気ない動きでも再発します。
捻挫では肩を動かす時に腕を後方に伸ばす動作は痛みを誘発し、
また捻挫を再発する可能性があります。
その為、しっかりと段階をおったトレーニングが競技復帰と
競技で怪我を再発しないことに繋がります。
肩のトレーニングで重要になるのは、インナーマッスルと呼ばれる筋と
それを活動させる体幹部分の意識が重要になります。
肩の安定性は三角筋などよりももむしろインナーマッスルがしっかりと
活動しないと肩を安定させた状態で維持するのが難しくなります。
①②
写真①②ではケトルベルと呼ばれる不安定な重りをもっての
トレーニングです。
座位から立ち上がる動作になります。
しかし、この時重要になるのは
腕の位置を変えないことです。腕をしっかりと伸ばして
ただ立ち上がるだけです、しかし、この時に肩は不安定になっているので
前方や横方向に移動しようとします。これを移動しないようにするのがとても大変なのです。
この時に動作で活動的になるのがインナーマッスルになります。
インナーマッスルが正しく活動的になるためには立つ時にお腹に力をいれないと
腕が動いてしまいます、このトレーニングがまず基本ベースになります。
③④
写真③④では更にパワーポジションから腕を自分の頭のサイドに位置する動作です。
立位になることで更にお腹への圧を高めないと腕が動いていきます。
⑤⑥
写真⑤⑥では立位から片足立ちになります。
このように同じ腕を挙げる動作でもレベルを向上させていきます。
このトレーニングで重要なのは腕を頭の横から離さないことです。
腕を普段上方にあげることはほとんどの選手もありません。
だから肩関節が弱くなります。上方に持ち上げることで
できるだけ、腕を安定させる筋肉群を使うことになります。
お子様で中学生では重りのかわりにペットボトルでもいいと思います。
腕を上方にあげ安定させる筋肉を鍛えていきましょう。見た目はそれほど
キツイトレーニングには見えませんがなかなか普段は行わないトレーニングなので
実際にはこのような腕を上方にあげることで肩を安定させる筋肉は強くなります。
お子様やジュニア選手でも行えるトレーニングです。
是非肩の障害でお悩みのお子様、選手の方お気軽にお問い合わせください。
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asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp
トレーナー兼コーチ 野島